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■病気 STD(性感染症) [病気(A〜Z、数字)]

[トイレ]クラミジア感染症を始めとしたSTDが増加
 STD(Sexually Transmitted Disease:性感染症)とは、性行為あるいはその類似行為によって感染する疾患の総称です。性行為感染症とも呼びます。
 STD(性感染症)に含まれる疾患としては、梅毒、淋(りん)病、軟性下疳(げかん)、第四性病というかつての「性病予防法」の対象とされていた4つのほか、クラミジア感染症、エイズ(後天性免疫不全症候群)、性器ヘルペス、尖圭(せんけい)コンジローム、トリコモナス症、カンジダ症、陰部伝染性軟属腫(しゅ)などが挙げられます。
 以前の日本では、STDは一般的に性病と呼ばれ、代表的な病気である梅毒や淋病に対して、「性風俗などで遊んだ一部の人達がかかる病気」というイメージが持たれていました。梅毒などは発症すれば気付きやすく、早めに治療ができたため、感染はそれほど拡大せずにすんでいました。
 近年の日本では、梅毒や淋病などが少なくなった代わりに、自覚症状のほとんど現れない、新しいSTDが増えています。クラミジア感染症や性器ヘルペス、尖圭コンジローム、エイズなどは、感染しても顕著な症状が出ないため、気付かないうちに人から人へ、感染の輪を広げるという状況を生み出しています。
 とりわけ、今、女性に感染が増えているのがクラミジア感染症。女性の側に自覚症状が現れにくい疾患のため、気付かないうちに重症化しているケースもあります。10代後半~20代後半の若い世代に多く、10代後半の感染者では、女性が男性の2倍以上という統計も、発表されています。
 今や、STDは一部の人がかかる特別なものではなく、普通に生活していて一度でも性行為をした経験があれば、誰がかかっても不思議ではない病気だといえます。
 クラミジア感染症を始めとしたSTDが増加している要因としては、複数のパートナーと性行為をし、パートナーが短期間で変わるといった現代のセックス事情が関係しています。STDの予防法や対処法について無知であるという要因も、加わっています。
 STD(性感染症)の中には、薬で簡単に治らず、慢性化したり、根治しないものもあります。放置すると、不妊症や流産、子宮外妊娠などを引き起こす原因になるものもあります。 少しでも心配な人はまず、女性は婦人科、男性は泌尿器科で検査を受けるようにしましょう。

[ハート]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[ハート]




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