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■仕事への体当たりで頭を磨く2 [頭を鍛える]





[決定]集中力を持続させる気分転換法
 意欲を喚起する方法の一つとして体を動かすのに、時間や場所にこだわる必要はない。仕事や勉強をしている最中、「能率が落ちてきたな」、「ちょっとダレてきたな」と自覚したら、その場で椅子(いす)から立って、背伸びや屈伸運動をしてもいい。床に手をついて腕立て伏せをしてもいい。
 運動の種類は何でもいいのである。要は、体を少し動かすことで、心に活を入れればいいのだ。
 仕事が順調にいかない時や、イライラして手につかない時には、会社の屋上へ出てみたり、トイレに入って、ゴルフのスイングや野球の素振りのまねをしてみるのもよい。会社の階段を駆け足で上り下りしてみるのもいいだろう。これだけでも、気分が爽快となり、「もう少し頑張ってみよう」と、全身に意欲がよみがえってくるものである。
 このように、ただ自分の体を動かすだけでも効果があるが、仕事中にキビキビと素早い動作をするようにすれば、心のエンジンも始動する。
 ダラダラと緩慢な動作で仕事をしていたなら、意欲も湧かないはずである。一方、キビキビと素早い動作で仕事をしてみると、不思議に意欲が出てきたという体験は誰もがあることだろう。
 緩慢で鈍い動作では、体に興奮が起きてこないから、精神も興奮しない。動作を素早くすると、自分の体にすぐに興奮が起こり、精神にも興奮が伝わる。体のエネルギーが心のエネルギーに変わり、意欲が出てくるというわけだ。
 そこで、仕事に気乗りがしない場合には、書類をめくるスピード、文字を書くスピード、何でもいいから自分の動作を早くしてみることを勧めたい。
 さらに、キビキビした動作とともに、リズミカルな動作で仕事を行うこともぜひ勧めてみたい。
 熟練した大工、左官、庭師、土工などの仕事ぶりを見ていると、仕事の上手な人ほど体がリズミカルに動いていることに気がつくだろう。頭脳的な仕事をする場合の心身のリズムも、これと同じ理屈である。能率の悪い人は、何か一事を始めても完全にやり終えないうちに、中途半端なところでほかのものに手を出したりして、仕事に少しもリズムが見られない。
 そういう人は、ある時間、決して無駄で余計な意識を使わず、一つの仕事だけに熱中するようにすれば、おのずとリズムが生まれてきて、意欲が出るから能率が上がるものである。
 といっても、やたらに根を詰めて仕事をするように、勧めているのではない。むずかしい仕事を一気に片づけようとするのでは、息が続かなくなるから、途中でペースを調節しながら気力を一新し、能率をよくする工夫をしなければならない。
 人間の集中力とは、一種の瞬発力である。時間がたてば、次第に減退するのが当たり前といえよう。では、いかに気力を一新し、気分転換をうまくはかるか、そこにどう心を配るかが、集中力の持続を左右するカギとなる。
 仕事でも、例えばルーチンワークは、自然と手順がマンネリになってしまうものだ。そこで、業務に支障が起きぬようにしながら、順序を変えてみる。反復作業はワン・パターンに陥りがち、手順を変えることによって、緊張感が回復し、能率が上がる。
 場所を変えてみるのも一案。哲学者が散歩をしながら考えるというのも、思索に集中し続けるためと思われる。
 手順や場所など目先を変えただけでは、どうしても集中できないという場合は、作業を中断し、仕事を再検討してみる。期日が迫っている仕事でも、やはり飽きはくる。焦れば焦るほど集中できないという矛盾にも陥る。そこで、今までどれくらい作業は進んだか、スケジュール通り進めていいのか、期日までにはどのくらいのペースでやればいいのかなど、再検討してみる。そして、緊張感が戻るのを待つのである。
 作業を思い切ってやめ、何もしないのも手である。この何もしないは、文字通りテレビ、ラジオ、散歩などすべて許されない状態とすること。そのうち反動で、何でもいいからやりたいという意欲が、湧き上がってくる。
 気分を換えるのと、現実離れした状況に自分を置くことで、かえって頭の疲れがうまくとれるものなのである。
[決定]将来展望から今日一日を考える
 人間が仕事や勉強に意欲を燃やし、能力を高めるための工夫を各種述べてきたが、そもそも、私たち人間の体は働きそのものである。仕事や勉強に忠実、勤勉の毎日を積めば、将来の生活の基礎となる自己というものが確立するはずである。
 その点、一日を大切にすると同様に、自らの将来のことでも、自分の家庭のことでも、会社の仕事や経営のことでも、先の先を読み取ること、壮大でかつ綿密な先見性という能力を身につけることも大切となる。長い単位としては二十年後、中期では五年から十年後、短期でも一年から二年先までの状態を見つめる。
 二十年先にはどうなっているか、どうすべきかと考える。そのためには十年後にはどうなっていなければならないか。その十年後の自分や家庭や会社の理想の状態を可能にするには、一年後にはどう進展していなければならないか。さらに、そのためには明日、そして今日やるべきことは何かを考える。
 二十年後という大きな展望から、今日やるべきことまでを考えるのである。二十年後の状態というのは、まだボンヤリとしか見わたせないだろう。
 それを十年後、五年後、一年後といったように細分化してゆくと、今日やるべきことにたどり着く。つまり、今日一日の実行すべきことというのは、一見見えないようであっても、実は二十年後にちゃんとつながっていくのである。
 こういう将来展望という大目標、今日一日やるべきことという小目標は、人間にとって非常に大事である。人間は目的に向かってこそ、努力をしたり、苦労をしたりできるもので、それこそ雲をつかむような漠然とした状態では、意欲を高めようもない。
 だからといって、あまりにも現実離れした高い目標を掲げてしまうと、人間はその能力を発揮できないものである。
 目標が適度だった場合には、人間は「よし、やってやろう」という気になる。それが大きすぎたり、高すぎたり、漠然としたものでは、気持ちがついていかない。
 成功した人の話を聞いてみると、大目標と小目標の使い分けがうまい人が多いものである。「絶対社長になろう。会社を十倍にしてみせる」などと、十年後、二十年先の大目標はもちろん持つのであるが、「まずこの目の前にある仕事を成功させるのだ」、「今度の商談は絶対にまとめてみせる」と、ちゃんと目に見えやすい小目標も同時に持っている。 誰にでもつかみやすい単純な目標は、人間に力を与える。頑張れば達成できそうだと思えれば、人間は気持ちが前向きになるのである。
 誰もが「どうしてもこれをしなければならない」と没頭し、成功した体験の一つや二つはあるはずであり、それは目標が明確であったからである。
 成功したいという決心、それに向かっての情熱、意欲が人生における成功のカギであるが、目標を明確にすることによって、それに向かって能力を磨けるし、目標があってはじめて生きがいも生まれるのである。
 生きがいとなる大目標についていえば、例えば金持ちになりたいという気持ちは、人間誰にもあるはずだし、努力もしているだろう。しかし、ここから先、アプローチの仕方が重要なのである。
 企業内で出世することによって高収入を達成するのか。事業を起こして金持ちになるのか。あるいは、プロのスポーツ選手や音楽家などを目指して実現しようとするのか。
 方法は多様であり、どれを選択するのかをまず決めることからスタートしよう。その上で、実業家を目指す人であれば何年先に自社所有のビルを持つのか、持つとすれば何階建てにするのか、場所はどこにするのかなどと、できるだけ具体的にしていくのである。
 学者になりたいという人であれば、専門の分野は何か、どの大学で教えるのか、はたまた、世界最先端をいく学者としてノーベル賞を目指すのかといった点まで、明確にすべきである。
 また、目標は一つでなければいけないということではない。それどころか、学校や仕事における目標、家庭生活における目標、さらにはトータルなライフスタイルでの目標と、異なる方面ごとに目標を掲げ、それぞれの達成に向けて積極的に挑戦し、情熱を傾けることを勧めたい。
[決定]人生における大きな目標を掲げよ
 人生における目標は、大きければ大きいほどいい。あまりにも現実離れした目標であってはならぬが、自分の能力以上と思われる大きなテーマを目標として、「やってみよう」と決断し、全力で取り組むことが、人生においては大変大切なことである。成功している人はすべて、その道を通ってきている。
 逆に、小さな目標を設定し、それすら達成できなければ、計り知れないほどのダメージを受け、立ち直るのに時間がかかる。
 大きな目標を掲げた場合は当然のことながら、自分の能力との食い違いを埋める努力をしなくてはならないし、挫折感を味わうことにもなろう。だが、それを繰り返してこそ能力、才能というものは磨かれていくのである。
 その上、人間は目標を突破するたびに、自信がついてくるはず。目標を一つ越えるたびに、積極的で、たくましい人間に変身していくのだ。
 別の言葉でいえば、大きな目標に向かうということは、苦難の連続でもあるわけだが、それを突破するたびに信念がより強固になり、そうなれば、自分でも気づかなかった潜在能力が次々と開花し、文字通り奇跡をも起こすことが可能になってくるのである。胸に抱く夢の大きさが、その人の将来の大きさを決定する、といってもよい。
 同じ高さの山を見ても、一方は大きな山だと感じて引き返し、他方はとにかく登ってみようと挑戦する。いうまでもなく、能力をいかんなく発揮して大きな成果、成功をものにすることができるのは、後者のような積極的思考の持ち主である。
 「自分には大きな目標を達成することができないのではないか」と恐れていては、いい結果は生まれない。楽観的、かつ積極的に、「山は登れる。必ず成功する」と確信して取り組むところに、創造的で無限の供給を得て事をなし得るのである。
 この点、成功者と呼ばれる人物は、並みはずれたやる気あふれる努力家であり、忍耐力、あるいは信念が強かった人たちである。
 反対に、何をやっても成功しないという人は、あまりにあきらめが早く、不可能という言葉に慣れすぎているだけであるといえる。ここで認識すべきは、目標を明確にしたら、今度は、目標達成に一歩でも近づこうと真剣な姿勢をとること、我慢強く努力すること、信念を持って行動すること、それが成功への次のステップであるということだ。
[決定]大脳を刺激する早起き生活の実行
 人生における目標を達成するエネルギーを発揮し、将来につながる大切な今日一日の時間を有効に使うために、私がぜひ勧めたいことの一つに早起きの実行がある。
 なぜなら、早起きをしていると、心身が宇宙天地大自然のリズムに等しくなり、ふだんは表に出ない能力まで、発揮することができるパワーが得られるからである。
 同時に、早起きをしていると、物事を明るく前向きに考えるようになり、日常生活の幸運も、ビジネスチャンスも、自然に開けてくるものである。
 人間の肉体の生理面から考えても、早起きが明るく、前向きな気分にしてくれることが納得できる。人間の体温は、午後二時頃にピークに達する。逆に、夜中の二時から四時頃に最低になる。体温が低いというのは、いい睡眠をとるためには非常に大切な要素である。そして、最低になった頃から体温は徐々に上昇し始める。この体温が上昇するということは、とりもなおさず睡眠と逆、体が覚醒(かくせい)してゆくための条件である。体が生理的に順調に目覚めていくタイミングに合わせて、午前五時頃に起床すれば、心身が気持ちよく目覚めていくのは当然なのである。
 だから、さっぱりと快い早起きは、追い詰められた気持ち、焦燥感、いら立ちなど、心身の病気の原因になる心の傾向をなくすことができる。加えて、人間の頭を柔らかくして、先入観や固定観念などを取り除き、頭の自由自在な働きを可能にするのである。
 人間の五官や感性を養うのにも、早起き生活が大いに役に立つ。人間の発生学的に大脳と最も近い関係にある皮膚感覚を、早朝のフレッシュな空気に触れさせ、刺激を与えると、目、耳、口、鼻といった感覚器官を敏感にし、大脳の感情をつかさどる部分を豊かに発達させ、感覚を磨き、感性を豊かにすることにつながるのだ。
 この点、大脳生理学の専門家によれば、人間が誰でも年を取ると自然に早起きになるのは、肉体的にも精神的にも衰えてきたことから生じる、身体の自己防衛作用の働きによるものだという。
 それならば、若い人たちが朝早く起きることで大脳に少し刺激を与えてやれば、大脳は人間に備わった自然治癒力をより活性化させることになる。すなわち、生命のリズムもまた、朝早く起きることで、その活動を活発化させることができるということなのだ。
 さらに、早起き生活で貴重なことの一つは、時間がたっぷりあるから余裕を持てるということで、人間の精神に奥深い落ち着きを与えてくれる効果がある。
 世の中で駄目な人間といわれるのは、その場限りで物を考えたり、行ったりするタイプである。朝ぎりぎりで起きて勉強をしたり、仕事をしたりという行動パターンでは、どうしても先のことを見ていないということにならざるを得ない。遅寝遅起きの人にありがちな失敗は、余裕のなさが大きな原因である。精神の落ち着きや先を見る先見性など、持てるわけがないのである。
 早起きをする人は、そこが違う。優れた企業の経営者などは、経営の先の先まで読み取る重要な時間として、早朝の時間を活用している。壮大でかつ綿密な先見性を身につけるには、真の余裕というものを持つことのできる早朝が最適だからだ。
 目覚めて気合よく起きれば、気持ちは昨日という後ろを向くことはない。集中的に前を向くようにできている。だから、誰もが早起き生活を持続していれば、おのずから先見力も磨かれてくるのである。
 早朝という時間は、誰にもじゃまをされない上に、毎日確保することができる。しかも、多くの人が過ごしてしまう夜の酒やテレビという時間を朝に振り替えれば、集中できる状態で勉強や仕事に注げるのだ。
 実践すれば気づくこと。早朝ほど集中力が継続し、勉強などの成果が上がる時はまずない。朝二~三時間早く活動し始めると一日が凝縮され、充実したものになる。自分にとって無駄な時間がなくなるのである。
 仕事のための勉強に限らずとも、健康のためのスポーツ、趣味や教養のためのサークル活動に活用してもいい。例えば、目覚めてすぐに軽い散歩や体操を行えば、大脳に快い刺激を与え、脳は活発に動き始めることにもなる。これが本当に身につけば、一日の脳の活動時間もずっと長くなり、二十四時間をかなり有効に使えるようになるのは当然だ。




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