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■病気 痛風 [病気(つ)]

[足]痛風の原因をチェック
●アルコールや肉食を好む人に好発
 関節が腫れて痛む痛風の発生頻度は、時代、地域、人種、性別、社会階層によって異なります。痛みが激しいために名前は知れ渡っていますが、患っている人が増加している現在の日本においても、それほど人数は多くありません。推定で、人口の0.3パーセントに当たる40万人が悩んでいるとされています。昔は、高貴な家系の病気で帝王病ともいわれていました。
●痛風とはどんな病気か?
 プリン体と呼ばれる物質の代謝障害で、過剰に作られた尿酸によって高尿酸血症が起こります。さらに進行すると、突然、足の母趾関節、足関節、耳たぶなどが赤く腫れる痛風結節ができ、激痛を訴えます。この痛みは、痛風発作と呼び、しばしば再発します。
 日本で痛風患者が増加している背景にあるのは、食事内容が欧米化し、動物性蛋白質の摂取量が増えたこと、飲酒量が増加したこと、個人の食生活のパターンが変化したことです。
●男女どちらに多いのか?
 男女比で見ると、圧倒的に男性に多い病気です。男性に多い理由は、痛風の原因である尿酸の血液中濃度が女性より高いからです。女性に少ない理由は、女性ホルモンに腎臓からの尿酸の排泄を促す働きがあるために、高尿酸血症や痛風になりにくいとされています。といっても、閉経期以後の女性は罹患します。
 患者の85〜90パーセントは男性で、40〜50歳をピークに、主に中年もしくはそれ以後に発症します。痛風の1/4の症例には、家族歴が見られるようです。
●尿酸値の基準値はどうなっているのか?
 血清尿酸値が男女ともに7.0mg/dl以上では、高尿酸血症と呼ばれます。7.0mg/dl以上の高尿酸血症が続くと、痛風になります。 
[足]予防対策と治療法
●尿酸値を上昇させないための注意
 食生活と飲酒に気をつけましょう。プリン体は、肉類、豆類に多く含まれています。アルコールではビールに最も多く含まれ、ウイスキー、ブランデー、焼酎などにはあまり含まれておりません。
 尿酸値を下げるためには、総カロリーを制限し、肥満にならないよう努力しましょう。プリン体含有量の低い食材としては、米、パン、うどん、そば、スパゲッテイ、かずのこ、のり、わかめ、白菜、なすなどが挙げられます。また、水分を摂取するように心掛け、尿中の尿酸を流しましょう。運動としては、ウォーキングなどの有酸素運動が有効です。
●治療法はどのようになっているのか?
 痛風の治療においては、1)非ステロイド系抗炎症薬、2)コルヒチン、3)副腎皮質ステロイド薬などが使われています。
●尿酸値を下げる薬はどのようなものがあるか?
 血清尿酸値を下げる薬には、下記のようなものがあります。
 1)アロプリノール (商品名:ザイロリック、アロシト−ル)
 2)ベンズブロマロン (商品名:ユリノ−ム)
 3)プロベネシド (商品名:ベネシット錠)

[ダイヤ]詳しい病気の解説は四百四病の事典http://ksjuku.com/jiten.html)へどうぞ[ダイヤ]




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