■病気 移動盲腸 [病気(い)]
盲腸部が固定されずに、ある範囲以上に移動しやすくなっている状態
移動盲腸とは、大腸の始まりの部分に相当する盲腸が固定されずに、ある範囲以上に移動しやすくなっている状態。
盲腸は腹腔(ふくくう)内において、成人前後に背中側の腹膜に固定されますが、正常な状態でも多少の移動性があり、上方約6cm、内方約2cmを生理的限界として移動します。移動盲腸では、先天的に腹膜固定が不十分なために腸間膜が延長し、生理的限界以上に移動しやすく、盲腸に異常な動きが生じます。
20~30歳代の女性に多く、とりわけ、やせていて、胃下垂、遊走腎(じん)などの内臓下垂がある人に多くみられます。
症状はないのが普通なものの、時には、右下腹部の慢性の張りや痛み、ガスがたまるための不快感、便秘と下痢を交互に繰り返す便通異常、腰痛、疲労感などを起こすことがあります。便に粘液が混じることもあり、まれに虫垂炎と間違われることもあります。
移動盲腸の検査と診断と治療
初診に適した受診科は、消化器科、内科です。
医師による腹部の触診で、盲腸の盛り上がり、圧痛が認められることもあります。腹部超音波検査や腹部CT検査で、盲腸の移動を確認することができるものの、盲腸の移動量には個人差が大きく、正常な範囲を超えて移動していても問題がない人もいます。
症状が軽い場合は、特別に治療を行わなくてもよく、食事に注意して適度の運動をすることで、体調を整え便通がよくなるようにします。
症状が重い場合、以前は手術を行って盲腸を背中側の腹膜に固定したり、盲腸を縫い縮めたりしたことがあるものの、現在ではこのような処置を特にしないのが普通です。 疾患名としても、あまり使われなくなっています。
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移動盲腸とは、大腸の始まりの部分に相当する盲腸が固定されずに、ある範囲以上に移動しやすくなっている状態。
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20~30歳代の女性に多く、とりわけ、やせていて、胃下垂、遊走腎(じん)などの内臓下垂がある人に多くみられます。
症状はないのが普通なものの、時には、右下腹部の慢性の張りや痛み、ガスがたまるための不快感、便秘と下痢を交互に繰り返す便通異常、腰痛、疲労感などを起こすことがあります。便に粘液が混じることもあり、まれに虫垂炎と間違われることもあります。
移動盲腸の検査と診断と治療
初診に適した受診科は、消化器科、内科です。
医師による腹部の触診で、盲腸の盛り上がり、圧痛が認められることもあります。腹部超音波検査や腹部CT検査で、盲腸の移動を確認することができるものの、盲腸の移動量には個人差が大きく、正常な範囲を超えて移動していても問題がない人もいます。
症状が軽い場合は、特別に治療を行わなくてもよく、食事に注意して適度の運動をすることで、体調を整え便通がよくなるようにします。
症状が重い場合、以前は手術を行って盲腸を背中側の腹膜に固定したり、盲腸を縫い縮めたりしたことがあるものの、現在ではこのような処置を特にしないのが普通です。 疾患名としても、あまり使われなくなっています。
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タグ:病気(い) 急性大腸炎(大腸カタル) 細菌性急性胃腸炎 移動盲腸 潰瘍性大腸炎 過敏性腸症候群 臍ヘルニア クローン病 虫垂炎 大腸がん 胃がん 急性虫垂炎 偽膜性腸炎 感染性胃腸炎 赤痢 十二指腸潰瘍 潰瘍 急性腸炎 急性大腸炎 アメーバ赤痢 健康創造塾 慢性腹膜炎 ロタウイルス腸炎 急性腹膜炎 食道裂孔ヘルニア 慢性腸炎 吸収不良症候群 腸結核 臍炎 機能性胃腸症(機能性ディスペプシア) 大腸憩室 急性出血性腸炎 薬剤性大腸炎 蛋白漏出性胃腸症 直腸炎(潰瘍性大腸炎直腸炎型) 直腸ポリープ 直腸脱 毛巣瘻 腸閉塞(イレウス) 鼠径ヘルニア(脱腸) 横隔膜ヘルニア 乳糖不耐症 臍帯ヘルニア 臍肉芽腫 腹壁ヘルニア 嵌頓ヘルニア 脱腸(鼠径ヘルニア) 移動性過S状結腸症 腸捻転 腸重積症 腸管癒着症 イレウス(腸閉塞) 潰瘍性大腸炎直腸炎型(直腸炎) 小腸がん 巨大結腸症 炎症性腸疾患 大腸カタル びらん性胃炎 薬剤起因性腸炎 セリアック病 表層性胃炎 消化管カルチノイド 大腸カルチノイド 直腸カルチノイド グルテン腸症 原発性吸収不良症候群 非熱帯性スプルー 櫛状胃炎 慢性びらん性胃炎 牛乳不耐症 好酸球性胃腸炎 好酸球性消化管疾患 ガストリノーマ 細菌性下痢症
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