SSブログ

■フィリピン候補ら3人が看護師国家試験に合格 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は26日、日本との経済連携協定(EPA)に基づいて来日し、国内の病院で働いているフィリピンとインドネシアの看護師候補者の男女計3人が、2月実施の2010年度の看護師国家試験に合格したと発表しました。
 EPAで看護師候補者が来日を始めた08年以来、合格者が出たのは初めて。だが、日本人も含めた全体の合格者は4万7340人で合格率は90パーセントだったのに対して、両国から来て研修中の看護師候補者は今回は254人が受験し3人だけが合格と、合格率が約1パーセントにとどまる狭き門の現実は変わりませんでした。
 厚労省によると、合格した3人のうち2人はインドネシアから来日し、新潟県三条市の三之町病院で働く男性のヤレド・フェブリアン・フェルナンデスさん(26)と、女性のリア・アグスティナさん(26)。
 2人は病院で開かれた記者会見で、「受験番号を見つけた時は安心してうれしかったです」「これからもっと勉強しないといけない」と表情を引き締めました。2人とも母国では看護師で、年初めから睡眠時間を削り、休日も日本語や試験の勉強を続けてきたといいます。
 もう1人の合格者は、栃木県足利市の足利赤十字病院に勤めるフィリピンの女性のラリン・エバー・ガメッドさん(34)。
 病院での記者会見では、「すばらしい教育環境を提供してくれた病院の人たちに感謝したい」と笑顔を浮かべました。ラリンさんは母国で看護師として8年間勤務後、サウジアラビアで5年間、救命医療などに携わっていました。
 経済連携協定では、看護師候補者は滞在期間の3年以内に日本語による国家試験に合格できなければ、帰国しなければなりません。厚労省は今後、日本語を教える研修費の助成など、施設での語学教育支援を強化する方針。

 2010年3月28日(日)




nice!(16)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 16

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0