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■子供の1割がサプリメント、健康食品を摂取 [健康ダイジェスト]

 サプリメントや健康食品を使っている子供がが1割を占める――。このようなデータが、帝京大学薬学部医療薬学の斎藤百枝美(もえみ)准教授らの調べでわかりました。
 調査は2006〜08年に、帝京大学病院(東京都板橋区)の小児科を発熱やせきなどで受診した0〜16歳までの1198人の保護者らに聞きました。うち、131人(10.9パーセント)がサプリメントや健康食品を使っていると答えました。
 年齢別では3~4歳が14人と最も多く、0歳から使用しているケースもみられました。使ったことがあるサプリメント、健康食品で最も多かったのは、ビタミンCや葉酸、肝油などのビタミン類(60人)。次いで、カルシウムや亜鉛、鉄入りビスケットなどのミネラル類(38人)、青汁などの植物成分(23人)と続きました。
 2種類以上使用している子供も25人いて、カルシウム、ビタミンなど4種類のサプリメントを使っている13歳の男子もいました。親が与えている場合がほとんどで、その理由で多かったのは「健康によいから」(38人)、「栄養補給」(19人)、「成長に必要」(14人)の順。
 斎藤さんは「多くの情報がある中で正しい判断をするのが難しい場合もあると思いますが、代謝や排泄(はいせつ)が未発達の子供が大人と同じ量のサプリメントをとると、腎機能や肝機能の障害が出る恐れがあります。また、病院にかかっている場合は飲み合わせによっては薬の効果が減少することもあるので、医師に何のサプリ、健康食品を使用しているのかを伝えて下さい」と、注意を呼び掛けています。

 2010年3月29日(月)




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