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■屋内の受動喫煙防止条例、神奈川県で施行 [健康ダイジェスト]

 大規模なホテルや飲食店など民間を含めた公共的な施設での受動喫煙を防止する神奈川県の条例が1日、施行されました。屋内での喫煙を規制する条例は全国で初めて。ただ、努力義務にとどまる施設もあり、徹底にはなお時間がかかりそうです。
 施行準備に当たってきた県の「たばこ対策室」は同日、「たばこ対策課」に改組。県内の対象施設では「禁煙」の看板を設置するなど、対応に追われる姿もある一方、客足への影響が懸念される店舗では不満の声も挙がっています。
 受動喫煙防止条例では、不特定多数が利用する施設は民間も規制対象としました。学校や病院など「第1種施設」は禁煙とし、大規模な宿泊施設や飲食店など「第2種施設」は管理者側が禁煙か分煙かを選び入り口に表示することを義務付けました。禁煙区域で吸った人は過料2000円、規制措置を怠った施設管理者は同2万円が科されますが、ホテルや飲食店での罰則は来年4月からの適用。小規模な飲食店やパチンコ店など「特例第2種施設」では規制は努力義務にとどまります。
 施行により禁煙か分煙のいずれかを決めなければならないホテルのうち、JR横浜駅西口にある「横浜ベイシェラトンホテル&タワーズ」(横浜市西区)は「分煙」を選択。1日から公共スペース、レストラン、ラウンジを全席禁煙とするとともに、喫煙スペースを約700万円かけて2カ所増設し、館内15カ所に啓発看板を立てました。愛煙家の多いバーについては当面、喫煙できることに。
 200店以上の中華料理店がある横浜中華街。50席ほどの中規模店は1日の開店から「禁煙」にし、玄関の自動ドアには赤い文字で「全面禁煙 ご理解ご協力の程をお願いいたします」と書いた紙を張り出しました。喫煙者のためには店外にスタンド型の灰皿を置き、店員は「苦情は特にない」と話しています。
 一方、約100席ある大手の店は罰則が適用される来年まで様子見。オーナーは「吸えるかどうか聞いて入って来る客も多い。間仕切りしようにも狭いし、お金もかかる。他の店がどうするかしばらく見て考える」と話しています。
 努力義務が課せられた小規模店からは、不満の声も挙がっています。横浜市中区のバー「無頼船」では客の8割が喫煙者といい、店員は「酒場はストレスを発散する場所で、たばこを吸えないのはおかしい」と釈然としない様子でした。

 2010年4月1日(木)




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yukikaze

受動喫煙は副流煙のため、フィルターを通して吸う喫煙者よりも健康被害が大きいだけに、是非、全国、そして、建物内に限らず、喫煙事態そのものを禁止にしてほしいものです。
by yukikaze (2010-04-02 14:26) 

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