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■乳幼児の手足口病が急増 過去11年間で最多 [健康ダイジェスト]

 主に乳幼児の口の粘膜や手、足に水疱性の発疹ができる「手足口病」の患者が急増し、この時期としては過去11年間で最多になっていることが、国立感染症研究所の集計で2日わかりました。
 原因となるウイルスには、「エンテロウイルス」「コクサッキーウイルス」などさまざまなタイプがありますが、報告されているものでは、髄膜炎などの中枢神経系の合併症を引き起こす恐れがある「エンテロEV71」が半分以上を占めています。同研究所は、「通常とは違う頭痛や高熱などが起きた場合は、すぐに医療機関を受診してほしい」と呼び掛けています。
 同研究所によると、全国約3000の小児科定点医療機関から報告された患者数は、4月18日までの1週間の平均が0・55人と3週連続で増加。昨年同時期の7倍で、ほとんどは5歳以下の乳幼児。通常は流行するのは夏で、この時期としては非常に患者数が多いといいます。これまでに重症患者の報告はありません。
 手足口病では、ウイルスに感染して3~5日の潜伏期間の後に口の中の粘膜や手のひら、足の裏、ひざ、おしりなどに2~3ミリの水疱性発疹ができます。ほとんどは軽症で数日で治癒するものの、エンテロEV71に感染した場合は重症化する場合があります。
 過去には日本でも死者が出たほか、最近では中国などでエンテロEV71による死者が出ています。

 2010年5月3日(月)




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