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■宮崎県の口蹄疫への感染疑いの農場、施設が23カ所に [健康ダイジェスト]

 宮崎県は5日、新たに同県えびの市の農場1カ所と川南町の農場3カ所で、家畜の伝染病である口蹄疫(こうていえき)に感染した疑いがある計13匹の豚が見付かったと発表しました。感染確定例、感染疑い例が見付かった農場や施設は、計23所となりました。
 県によると、4日に4カ所の農場からそれぞれ、口蹄疫の症状を示す豚がいると宮崎家畜保健衛生所(宮崎市)に連絡があり、立ち入り検査で鼻の水泡などの症状が確認されました。5日午後、動物衛生研究所海外病研究施設(東京都小平市)による遺伝子検査で、13匹が陽性となりました。
 4カ所で飼育する豚計6213匹は、殺処分されます。これで殺処分対象の牛、水牛、豚は、計3万3985頭となりました。
 県は5日、4回目の対策本部会議を開き、東国原英夫知事は「想像を絶するような規模になってきた。非常事態を宣言してもいいのではないか」と発言。これまで県職員中心で行っていた殺処分時の家畜の追い込みなど補助作業についても、「発生から約2週間経過し、体力的にも精神的にも限界だ」として、県内の団体や市町村などを通じて補助員を募集することを決めました。
 また、九州各県では、宮崎県で発生した口蹄疫の感染拡大の防止に使う消毒薬が不足しています。大分県は消毒薬1トンを購入しようとしましたが、宮崎、鹿児島、熊本も必要としているため品切れとなり、250キロしか確保できていません。
 口蹄疫のウイルスは酸やアルカリに弱く、消毒には塩素系の消毒薬や炭酸ソーダ、消石灰などが用いられており、専門家は「発生に備えてふだんから十分な消毒薬の備蓄をする必要がある」と指摘しています。
 口蹄疫は人には感染せず、感染した牛や豚などの肉を食べても人体に影響はありません。宮崎県では、感染した肉が市場に出回ることもないとしています。

 2010年5月6日(木)




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