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■ワインの成分で勃起障害を改善? 大阪大がラットで確認 [健康ダイジェスト]

 ブドウの皮や赤ワインに含まれるポリフェノールの一種の「レスベラトロール」に、男性器の勃起障害(ED)を改善する効果があることを、大阪大の研究チームがラットを使った実験で突き止めました。血管を広げる作用がある一酸化窒素を作るのを促し、血流が増加すると考えられるといいます。
 大阪大大学院生の福原慎一郎さんらは、ラットを糖尿病で性器が十分に勃起しなくなるようにして、レスベラトロールの粉末を4週間飲ませました。その後、電気刺激を与えて性器の変化を調べると、正常なラットの半分ほどに減っていた性器の海綿体への血流が8割ほどに改善しました。
 レスベラトロールとともに性機能改善薬のバルデナフィル(商品名レビトラ)を与えたラットでは、相乗効果で正常な場合の1・2倍の血流に増えました。
 レスベラトロールは近年、認知症の改善などに効果があるとして注目されています。研究チームの辻村晃講師は、「人の勃起障害を改善するかは不明だが、ワインを飲み過ぎるとアルコールによる逆の影響の恐れもある」と話しています。今後、動脈硬化の予防や改善の効果についても調べたいといいます。
 国内外の動物実験の段階では、天然の抗酸化物質であるレスベラトロールには、血小板の粘つきを軽減し、通りやすく弾力のある血管を保つのに役立つことがわかっています。そのほか、がんの進行を妨げる、抗炎症作用がある、肥満による悪影響が減少する、寿命が延びるなどという研究結果も報告されています。

 2010年6月7日(月)

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