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■家族承諾のみで3例目の脳死移植へ 東海地方の病院 [健康ダイジェスト]

 日本臓器移植ネットワーク(移植ネット)は22日、東海地方の病院に入院していた50歳代の女性患者が家族の承諾で脳死判定され、臓器が提供されることを明らかにしました。患者本人の書面による意思表示は残されていませんでしたが、7月17日施行の改正臓器移植法を適用しました。
 親族優先提供ではなく、心臓や肺などが血液型や緊急度に応じて待機患者に移植される見通し。改正法を適用して家族の承諾のみで脳死となったのは今月9日、19日に続いて3例目。脳死移植は1997年の法施行以降89例目となります。
 移植ネットによると、女性は脳血管障害で治療を受けていましたが、脳死状態となり、21日午前11時10分に病院から連絡がありました。女性の父親と兄、姉を含む親族が移植コーディネーターの説明を聞き、同日午後4時40分に脳死判定と臓器摘出の承諾書を同ネットに出したといいます。
 女性は臓器提供について家族に口頭でも意思を示していませんでしたが、家族は「誰かの役に立てたい。体の一部がどこかで生きてくれたらうれしい」と話しているといいます。
 1回目の脳死判定は同日午後6時5分から実施、22日午前5時41分に2回目の脳死判定で法的に脳死と診断されました。
 摘出した臓器は、心臓が東北大病院の30歳代女性、両肺が同病院の20歳代女性、肝臓は大阪大病院の60歳代男性、片方の腎臓は藤田保健衛生大病院の40歳代女性、もう一つの腎臓と膵臓は名古屋第二赤十字病院の30歳代女性に移植される見通し。小腸は移植を受ける該当者がいませんでした。眼球は今後決めます。

 2010年8月22日(日)

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