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■用語 言語聴覚士 [用語(か行)]

[病院]言語聴覚士とは、言語聴覚士法に基づき、1998年に厚生労働大臣認定の国家資格として誕生した専門職。スピーチ・セラピストともいわれ、国家資格化以前は、言語療法士、言語治療士、聴能言語士などの呼称が用いられていました。
 医師または歯科医師の診療の補助として、言葉によるコミュニケーションに問題のある人に対して、言語訓練などの訓練や指導、助言、そのほか必要な援助を行います。言葉によるコミュニケーション障害の原因には、難聴や言語発達遅滞、脳血管障害による失語症や構音障害、けがによる構音障害などがあり、乳幼児から高齢者まですべての年代が対象となります。
 言語、聴覚だけでなく、摂食、嚥下(えんげ)の問題にも対応します。
 言語聴覚士試験を受験するには、文部科学大臣の指定学校または厚生労働大臣の指定養成所で、3年以上の課程を修了することなどの要件が設けられています。試験は例年3月下旬に実施され、合格率は約4割。合格者は、厚生労働省に備えてある言語聴覚士名簿に申請、登録された時点で、有資格者となります。
 資格取得後の活動は、医療機関、教育機関、保健福祉機関などで、医師や歯科医師、看護師、理学療法士、作業療法士などと協力しながら、患者をケアしていきます。現在、日本言語聴覚士協会に約9000人が所属。




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