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■用語 ジアスターゼ [用語(さ行)]

[レストラン]ジアスターゼとは、でんぷんやグリコーゲンの分解を促進して糖にする消化酵素。アミラーゼとも呼ばれます。
 体内においては主に膵(すい)臓、睡液腺(だえきせん)から分泌され、ご飯をよくかんでいると甘くなるのは、ジアスターゼによってでんぷんが糖に変質するためです。
 ジアスターゼは血液に混じった状態で全身を回った後、腎(じん)臓でろ過され、尿中に排出されます。血液中、尿中のジアスターゼが増加した場合は、膵臓、睡液腺の細胞に異常があることを示しており、急性膵炎、慢性膵炎、膵がん、膵嚢腫(のうしゅ)、耳下腺炎、慢性腎不全などの恐れがあります。
 食べ物では、ジアスターゼは大根やかぶの根、山芋(やまいも)などに多く含まれます。このため、これらの食材を使ったおかずは、主食であるご飯の消化をよくし、胃腸の負担を軽くしてくれます。また、ジアスターゼは、消化不良による食欲不振を改善するため、食欲を増進させる効果もあります。
 ただし、ジアスターゼなどの酵素は加熱に弱いという性質があるため、大根下ろしや、山芋をすり下ろした山掛けのように生で食べる方法が一番効果的です。また、酵素は酸化されやすく、空気に触れると減ってしまう性質もあるため、下ろすタイミングは食べる直前が理想的です。
 胃腸の調子が悪い時や、二日酔いの時、目覚めたばかりで食欲のない朝などには、メニューに大根下ろしを加えたり、山掛けをご飯にかけて食べることがお勧め。これらは胃腸に負担をかけない、体に優しい食べ方です。
 消化不良や胃もたれ、胸焼けを防ぎ、食欲不振を改善する効果があるジアスターゼは、胃腸薬によく配合されています。




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