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■餅詰まらせ東京都内で6人死亡 24人を救急搬送 [健康ダイジェスト]

 東京都内で元日から2日午後8時までに、餅をのどに詰まらせて24人が救急車で病院に運ばれ、うち6人が死亡しました。東京消防庁が2日発表しました。
 亡くなったのは葛飾、足立、渋谷各区と八王子市に住む70~95歳の男性5人と女性1人で、いずれも自宅で雑煮などを食べていた際、のどに詰まらせ意識を失ったといいます。搬送された24人のうち23人が60歳代以上。
 同庁は、「餅はできるだけ小さく切って食べ、慌てずによくかんでほしい。お年寄りや子供がいる家では家族がそばにいて」と注意を呼び掛けています。
 餅は窒息事故が最も多い食品で、しかも事故となった場合、約半数が重症以上となっています。しかし、窒息事故は餅だけでなく、ご飯やパンなど日常的に食べている食品が原因となっていることも多いのです。東京都内では昨年末、ミニアメリカンドッグをのどに詰まらせた小3男児が死亡するケースもありました。
 厚生労働省によると、平成21年に食べ物による窒息事故で死亡したのは4679人で、10年前の約1.2倍。
 乳幼児では、誤って気管支に入りやすいピーナツなどの豆類は3歳ごろまで食べさせない、仰向けに寝た状態や歩きながら食べさせないなど、与える食べ物や食べさせ方に注意することが必要。
 高齢者は唾液の分泌が少なく咀嚼機能が低下し、餅やご飯、パンなど粘りのある食べ物が咀嚼しにくくなっているため、お茶や水など水分を取りながら食べるようにしたほうがよいでしょう。
 万一、食べ物がのどに詰まった時のために、応急処置を覚えておくことも大切。まず、せきをすることが可能であれば、せきをさせます。せきもできず、顔色が急に真っ青になったような窒息状態の場合は、背部叩打法を行います。
 背部叩打法の手順は以下の通り。やや後方から胸、または下あごを支えて、苦しんでいる人をうつむかせ、もう片方の手の付け根で、肩甲骨と肩甲骨の間を4~5回、強くたたく。口の中を見て、異物が出てきたら取り除けばOK。

 2011年1月3日(月)

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