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■子宮頸がんのワクチン品薄 公費助成開始で注文急増 [健康ダイジェスト]

 子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンが品薄になり、予約してもすぐ打てない状態に陥っています。
 自治体の公費助成が始まり希望者が増えているためで、メーカーは3日、関係機関に「予測を上回る注文ですべての要望にお応えできない状況」と通知を出しました。7月ごろまで厳しい状態が続きそうだといいます。
 HPVワクチンは、グラクソ・スミスクライン社が2009年12月に発売。10歳以上の女性が対象で、半年以内に計3回の接種が必要にな ります。
 国は昨年11月、HPVワクチンについて、来年度までの期限付きで、接種費用を助成する全自治体に事業費の半分を公費助成するための予算をつけました。助成の対象は原則として中1~高1の女子ですが、自治体の判断で小学6年での実施も認めています。
 北海道釧路市は4日、HPVワクチンの接種を実施している同市内の医療機関27カ所に対して、新規予約受け付けを中止するよう要請しました。同市は病院と連携し、接種の周知に力を入れていただけに、担当者は困惑顔。
 グラクソ・スミスクライン社は公費で接種する人を100万人と想定し、1回1万6000円前後の自己負担で打ちたいという人の分も含めて約400万回分のワクチンを確保しました。しかし、注文が予想以上に多く、製造工場のあるベルギーから定期的に輸送される量が、需要に追い付かない事態になりました。同社広報は、「7月にはこの状態は改善できる」と話しています。
 08年に発売された子供の細菌性髄膜炎を防ぐインフルエンザ菌b型(ヒブ)ワクチンでも、品薄が問題化。予約しても「半年待ち」、「妊娠がわかった段階で予約」という事態もありました。昨秋にようやく供給量が安定してきました。

 2011年3月6日(日)

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