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■ワクチン2種、来月から接種再開へ 厚労省「安全性問題なし」 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は25日までに、他のワクチンと同時接種後の死亡報告が相次ぎ、3月上旬から一時見合わせていた細菌性髄膜炎を予防する小児用肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンについて、4月から接種を再開する方針を決めました。
 心疾患など重い持病がある乳幼児については単独接種も検討し、同時接種が必要な場合には医師の判断で実施するとしました。
 専門家検討会が24日に開かれ、追加報告された2例を含む計7例(0〜2歳)の死亡例を検証。このうち6例で解剖が行われ、死因は感染症や乳幼児突然死症候群、それに心臓の病気などの可能性が高いと報告されました。いずれも接種と死亡との明確な因果関係は認められず、同時接種による副作用の増加もないと評価されたため、同省はワクチンの安全性に特段の問題はないと判断しました。
 米国など海外の使用実績でも、10万人に0・1~1人の割合で接種後の死亡報告がありますが、死因は感染症などが大半を占め、国内の死亡割合と大きな違いはありませんでした。
 ヒブワクチンについては、一部製品で異物の混入が見付かり、製薬会社が一部を自主回収しましたが、調査の結果、針と注射筒を接着する際に誤って合成樹脂が混入したもので死亡との関連はないとしました。
 ただ、専門家検討会は厚労省に対して、今後も接種後の死亡例の情報を集め、死亡例が報告された場合は、専門家による評価を速やかに行うことを求めました。

 2011年3月26日(土)




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