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■メタボ健診、見直し開始 厚生労働省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は、40~74歳を対象とした特定健康診査、いわゆるメタボ健診の見直し作業をスタートさせました。平成20年度に始まった医療制度改革での医療費抑制の目玉施策でしたが、実施率の低迷などを受け、開始から3年余りで見直しを余儀なくされました。
 メタボ健診は、生活習慣病を予防することで増え続ける医療費を抑制するために導入されました。ルールを弾力的に運用し実施率を高めるのが狙いで、先月25日に立ち上げた有識者検討会において、議論を重ねて来年夏までに結論を示し、25年度から適用する方針。
 厚労省の調査では、メタボ健診の平成21年度の受診率(速報値)は全国で40・5パーセントにとどまり、スタート時に掲げた70パーセントを大きく下回りました。制度が導入された20年度の受診率は38・9パーセントで、21年度は約2ポイント上がったものの、低調傾向が続いています。
 メタボ健診の対象者数は約5220万人で、受診者数は約2115万人。健診の結果、生活習慣病の原因になるとされるメタボリック症候群と診断された人は約311万人、予備軍が約265万人でした。また、診断後に保健師などによる保健指導が必要とされた約400万人のうち、実際に指導を受けたのは約52万人だけでした。
 運営主体ごとの受診率は、公務員らが加入する共済組合が65・4パーセント、大企業の社員が加入する健保組合が63・3パーセントと高かった一方で、中小企業の従業員らが加入する全国健康保険協会が30・3パーセント、市町村国保が31・4パーセント、船員保険が32・1パーセントと低く、二極化が続きました。
 厚労省は「がんなどと比べ、緊急性が低いと考えがちだが、放置すれば数十年後に深刻な影響が出る」として、積極的な受診を呼び掛けています。

 2011年5月5日(木)




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jack

要するに、健診でも検査でもお金がかかる。イコールお医者さんが儲かること
であって受診者のために本当になるのだろうか?それより、政界、官界のメタボを解消してもらいたい。
by jack (2011-05-06 10:21) 

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