■用語 骨軟骨腫症 [用語(こ)]
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骨軟骨腫(こつなんこつしゅ)症とは、関節を包む関節包の内側にある滑膜に腫瘍(しゅよう)性変化が起こって、軟骨や骨に変化し、これが関節内に遊離する疾患。滑膜骨軟骨腫症とも呼ばれます。
良性腫瘍ですが、関節を侵します。原因は不明です。通常、関節内に米粒大の多数の遊離体がみられ、そのあるものは滑膜とつながっていたり、滑膜の中に埋まっていたりして、完全に遊離していないものもあります。
遊離体の多くは軟骨中に骨の成分も含んだものですが、軟骨だけのこともあり、この場合は軟骨腫症と呼ばれます。
膝(しつ)関節(しつかんせつ)に多くみられるほか、肘(ひじ)、足および股(こ)関節にみられることもあります。
骨軟骨腫症の主な症状は、関節の痛みと動きの制限です。遊離した軟骨や骨の小片は、関節内のくぼみに落ち込んだり、引っ掛かったりして、関節の正常な動きを妨げます。関節を動かす時に、痛みや引っ掛かりを感じ、関節が伸ばせない、曲げられないなどの症状がみられます。
時には、遊離体が関節内をあちらこちらと、ネズミのように動き回るのを感じることもあります。また、膝関節では、その刺激によって水がたまってくることもあります。
整形外科の医師による診断では、問診をしたり、関節の動きを調べるほか、一般にはX線検査が行われます。遊離体が骨を含んでいる場合には、X線写真に映し出されますが、遊離体が軟骨部分だけのような場合には、普通のX線検査では発見できません。このような場合には、空気や造影剤などを関節内に注入した上で、X線撮影が行われます。
治療は、手術によって関節内の遊離体を取り除くとともに、滑膜を切除するのが基本。手術といっても、多くは関節鏡による治療なので、発症者の身体的負担は少なくてすみ、回復も早まります。遊離体の数が多い場合は、関節を切開して取り除く手術が必要があります。
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