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■6月の熱中症搬送は前年3倍に 死者21人、下旬の猛暑で [健康ダイジェスト]

 6月に全国で熱中症で医療機関に救急搬送された人は6877人と、前年同月の2276人の約3倍に上ったことが、総務省消防庁の速報値でわかりました。このうち、各地で猛暑日を記録した24日に859人、29日に1154人と、搬送された人が特に多くなっています。
 また、総務省消防庁と東京都監察医務院によりますと、6月中に12の都県で少なくとも21人が熱中症とみられる症状で死亡したほか、7月に入っても5つの都県で少なくとも6人が死亡していることがわかりました。
 6月下旬の東日本と西日本の平均気温が、上中下旬ごとの統計を気象庁が取り始めた1961年以来、それぞれ最高となるなど日本列島の猛暑が原因とみられます。
 一方、6月に東京都内で熱中症で医療機関に救急搬送された人は406人と、前年同月の133人の3倍以上に上ったことが、東京消防庁の速報値でわかりました。
 症状は、生命の危険がある重症以上が24人、中等症168人、軽症214人。60歳以上が196人(48・3パーセント)と半数近くを占めましたが、20歳代も50人に上りました。男性267人、女性139人と、男性が女性の約2倍となりました。
 気象庁によると、6月の東京都心の平均気温は22・8度で、平年より0・7度高くなりました。
 福島原発事故に伴う電力不足の懸念から節電ムードが広がっていますが、エアコンの使用を我慢しすぎると室内で熱中症になる恐れがあります。消防庁は、「室温が28度を超えないようエアコンや扇風機を上手に使い、水分補給はこまめに」と注意を呼び掛けています。

 2011年7月5日(火)




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