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■糖尿病に関与のたんぱく質を特定 東大、新薬に期待 [健康ダイジェスト]

 東京大の宮崎徹教授(疾患生命科学)らのチームが、太っていても特定のたんぱく質が働かないと、糖尿病や動脈硬化にならないことをマウス実験で突き止めました。新たな予防・治療薬につながる成果で、10年後をめどに実用化を目指します。
 米科学アカデミー紀要電子版に5日、発表しました。
 体内では、免疫細胞の一種が分泌する「AIM」というたんぱく質が働き、脂肪細胞にため込んだ脂肪を分解しています。研究チームはAIMができないマウスを作製。高いカロリーの食事を与えて肥満にしても、糖尿病や動脈硬化が起きませんでした。
 通常のマウスはAIMが脂肪を分解し、免疫細胞を呼び寄せます。免疫細胞が炎症性物質を作り、この状態が続くと糖尿病や動脈硬化に進みます。AIMがないと、この流れが断ち切られます。AIMができないマウスに、ほかの異常は現れませんでした。AIMは人間でも同様の働きがあります。
 宮崎教授は、「肥満が進んだらAIMを抑える薬を与えれば病気が防げる」としています。

 2011年7月6日(水)




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