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■おたふく風邪など7ワクチンの接種推奨 厚労省部会が合意 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省の予防接種部会は8日、おたふく風邪や水ぼうそう(水痘)など7疾患を予防するワクチンについて、「接種を促進していくことが望ましい」とする意見で合意しました。いずれも法的な位置付けのない任意接種のため、厚労省は予防接種法に基づく接種に加えることを検討します。
 公費負担とするかなどは、今後も議論を続けます。
 接種を推奨するのは、おたふく風邪、水ぼうそう(水痘)、B型肝炎、成人と小児それぞれの肺炎球菌、乳幼児の細菌性髄膜炎の主な原因菌であるヒブ、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防する計7つのワクチン。
 同部会は国内外の論文などから、「医学的・科学的な観点のみからみると、7疾患のワクチンは接種をしていくことが望ましい」と判断しました。一方で、「制度を継続的に実施するために必要な費用をどのように国民全体で支えるか」という費用負担の在り方などは、引き続き検討します。
 はしかやポリオ(小児まひ)を予防するワクチンなど予防接種法に基づく定期接種は、国や自治体が公費負担することが多くなっています。同省によると、7つのワクチンを公費負担とすると、当初は5千数百億円、その後は年間2千数百億円程度が必要とみられるといいます。
 また、防接種部会では、ウイルス感染で手足にまひが出るポリオを防ぐ不活化ワクチンの検討会を近く設置することも決定。不活化ワクチンはウイルスの病原性をなくしたもので、国内で認められている生ワクチンより安全性が高く、早ければ2012年度中にも導入される見込みです。

 2011年7月10日(日)




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