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■100歳以上の高齢者、最多4万7756人 女性の割合最大に [健康ダイジェスト]

 全国の100歳以上の高齢者が9月15日時点で前年比3307人増の4万7756人となり、41年連続で過去最多を更新することが13日、厚生労働省の調査でわかりました。
 15日の「老人の日」に合わせて毎年公表されているもので、男性は前年比293人増の6162人、女性は同3014人増の4万1594人。女性の占める割合は87・1パーセントとなり、昭和38(1963)年の86・9パーセントを抜いて最も割合が高くなりました。
 ただ、調査は住民基本台帳による自治体の報告をまとめたもので、東日本大震災で発生した津波などで行方不明になった高齢者も含まれている可能性があります。大震災で大きな被害を受けた3県のうち、岩手県は前年比15人増の539人、宮城県は同6人増の691人、福島県は同82人増の780人。厚労省は、行方不明者数を「調べていない」としています。
 調査によると、人口10万人当たりの100歳以上の高齢者数は37・29人。都道府県別では、昨年沖縄県を抜き初の「長寿日本一」となった島根県が75・70人で2年連続トップ。2位は高知県の67・58人、平成21(2009)年まで37年連続1位で昨年2位だった沖縄県は66・04人で3位。
 最も少ないのは埼玉県の21・13人、次いで愛知県の23・80人、千葉県の25・49人で、埼玉県は22年連続で最下位となりました。
 厚労省は、「島根県と高知県は県全体の人口が減少し、相対的に高齢者の割合が増加する一方、沖縄県は若干人口増となっていることが影響している可能性がある」としています。
 国内最高齢は佐賀県基山町の長谷川チヨノさんで、明治29(1896)年11月20日生まれの114歳。男性の最高齢は京都府京丹後市の木村次郎右衛門さんで、明治30(1897)年4月19日生まれの114歳。木村さんは今年4月に、ギネス社の男性世界最高齢者に認定されています。
 調査を始めた昭和38(1963)年は100歳以上の高齢者は153人でしたが、平成10(1998)年に1万人を突破。このころから増加に拍車がかかり、平成21(2009)年に4万人台に乗せました。
 一方、今年度中に100歳になる高齢者は、海外在留邦人、永住在日外国人を含め9月1日現在で前年度比1683人増の2万4952人でした。
 昨年は高齢者不明問題が発覚し、所在確認の在り方が問題となりました。厚労省は、「自治体が面接や医療保険・介護保険の利用状況で生存を確認した」と説明しています。

 2011年9月13日(火)




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