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■茨城県、シイタケなど新基準値超 愛知県、幼稚園給食から放射性セシウム [健康ダイジェスト]

 茨城県内の5つの市で生産されたタケノコや原木シイタケから、国の新しい基準値を超える放射性セシウムが検出され、県は農家に出荷や販売の自粛を要請しました。今月、新しい基準値が導入された後の検査で、茨城県内で基準を超える食品が出たのは初めてです。
 茨城県によりますと、4日に行った検査で、潮来市で生産されたタケノコから新しい基準値の1キログラム当たり100ベクレルを超える240ベクレル、小美玉市で生産されたタケノコから168ベクレル、つくばみらい市で生産されたタケノコから137ベクレルの放射性セシウムが、それぞれ検出されました。
 また、つくばみらい市と常陸大宮市、守谷市の3つの市で原木を使って育てた露地栽培のシイタケからは、1キログラム当たり158クレルから960ベクレルの放射性セシウムが検出されました。
 茨城県は、これらのタケノコと露地栽培の原木シイタケについて、5つの市を通じて出荷と販売を自粛するよう農家に要請しました。国も6日、茨城県に出荷停止を指示する方針です。
 同県はすでに3月下旬から、新基準値を超えた市町村には出荷自粛を要請しており、出荷自粛対象の県内市町村は原木シイタケが17市町、タケノコが9市町となりました。
 一方、愛知県岡崎市の幼稚園で、先月、給食として出された乾燥シイタケから、厳しくなる前の暫定基準値の3倍近い1キロ当たり1400ベクレルの放射性セシウムが検出されました。乾燥シイタケは茨城県から出荷され、およそ30キロが流通していますが、愛知県は直ちに健康に影響する恐れはないとしています。
 愛知県などによりますと、先月21日、岡崎市の幼稚園の園児と教職員およそ530人分の給食で、うどんの具として出された乾燥シイタケを保健所で検査したところ、暫定基準値の3倍近い1キロ当たり1400ベクレルの放射性セシウムが検出されたということです。これは、今月から食品に適用された新しい基準にすると14倍になります。
 幼稚園では2キログラムが給食として出されましたが、1人が摂取する放射性物質の量にすると少ないと見なされています。これまでの調査で、乾燥シイタケは茨城県から出荷され、愛知県豊川市の加工業者が仕入れ業者を通じて仕入れて、1袋500グラムに分けて販売し、合わせて30キロが岡崎市などで流通しているとみられています。
 愛知県などは、乾燥シイタケを回収するよう販売業者に求めるとともに、流通のいきさつについて調べています。

 2012年4月5日(木)




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