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■神奈川県産の冷凍ミカンからセシウム 保護者ら給食使用中止を求める [健康ダイジェスト]

 横浜市の小学生の保護者らが、神奈川県内産のミカンから放射性セシウムが検出されていることを理由に、給食でミカンを提供しないよう市教委に要望していることがわかりました。
 同市の小学校344校では10日から順次、県内産の冷凍ミカンが提供されることになっており、市教委は「メニューの変更を含め、対応は検討中」としています。
 川崎市は先月、国の新基準値である1キログラム当たり100ベクレルを下回る最大同9・1ベクレルを検出した県産冷凍ミカン、最大同3・8ベクレルを検出した県産ミカン缶詰を給食提供し、保護者から反発を受けました。横須賀市でも、今月末に使用する県内産ミカンから同6・5ベクレル検出されましたが、変更の予定はないといいます。
 ミカン缶詰を使ったフルーツポンチは「入学・進級祝い」の品で、冷凍ミカンも人気メニュー。
 横浜市では、昨年末ごろに県内で収穫された冷凍ミカンを使用。小学校を4地区に分けて10日、11日、24日、25日に提供する予定。市教委健康教育課の飯田晃担当課長は、「川崎や横須賀で検出されていることや、保護者の声を配慮し、どうするか検討する」と述べました。
 食材に含まれる放射性物質の測定などをしている団体「放射能測定フードベース23」(東京都)に所属する横浜市の男性教員(38歳)は、「ミカンは旬でもなく、放射性物質が含まれている可能性があるミカンをあえて提供する必要があるのか」と訴えています。
 この団体が県内各地のかんきつ類生産者から独自に提供を受けて調べた結果、一部で実と皮を合わせて国の新基準値を超える放射性セシウムが検出されました。
 一方、川崎市教委は1キログラム当たり3・8ベクレルが検出された県産ミカン缶詰、同9・1ベクレルが検出された県産冷凍ミカンについて、「文科省が基準値を下回れば安全といっている。保護者の考え方で食べない子は食べなくてよいが、国の新基準値を下回ったのだから、給食に出す」(給食担当者)としています。
 使用中止を求める保護者もいますが、市教委は「『基準値の10分の1以下だから安心して食べさせる』という保護者の意見が寄せられた」と強調しています。

 2012年5月8日(火)




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