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■80歳で自分の歯20本、初の30パーセント超 厚労省調べ   [健康ダイジェスト]

 80歳で自分の歯を20本以上持つ日本人が初めて30パーセントを超えたことが1日、厚生労働省の「2011年歯科疾患実態調査」でわかりました。推計値で38・3パーセント。
 40歳以上のすべての年齢層でも、自分の歯を20本以上持つ人が2005年の前回調査から増え、特に75~79歳では20ポイント以上の大幅増でした。
 20本は、入れ歯なしにほとんどの食べ物を食べられる目安となる本数。80歳で20本あることを目指す「8020(ハチマルニイマル)運動」を推進する同省は、歯周病の治療や周知が進んだことなどが要因とみています。
 歯科疾患実態調査は1957年以降、6年ごとに実施。10回目の今回は昨年11月、全国の1歳以上の男女4253人を対象としました。
 厚労省によると、20本以上の歯を持つ人は、85歳以上では17・0パーセント(前回8・3パーセント)と、前回から8・7ポイント増えました。80~84歳では28・9パーセント(同21・1パーセント)、75~79歳は47・6パーセント(同27・1パーセント)、70~74歳では52・3パーセント(同42・4パーセント)など。
 調査結果は5歳刻みですが、ピンポイントの80歳については前後の年齢層の数値から推計し、38・3パーセントで過去最高。2005年の前回調査では、24・1パーセントでした。
 また、虫歯や歯周病で失われた歯の数は平均で、40歳代後半で1・5本、50歳代後半で4・1本、60歳代後半で7・2本で、いずれも前回調査より少なくなっていました。
 調査時に虫歯があった子供の割合は、5歳で50・0パーセント(前回60・5パーセント)、14歳は52・6パーセント(同71・0パーセント)など、5~14歳のほとんどの年齢で改善しました。
 1日の歯磨き回数は、2回が48・3パーセント、3回以上が25・2パーセントで、合わせると73・5パーセントに達しました。
 厚労省では、「歯を失う最大の原因である歯周病を悪化させないよう、きちんと歯磨きをする意識が広がっていることが成果につながっている。10年後には80歳で20本の歯が残っている人の割合を50パーセントまで引き上げたい」としています。
 なお、親知らずを除くと、永久歯は28本。乳歯は20本。

 2012年6月4日(月)




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