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■はしか予防接種、3年間で176万人が未接種 感染研が実数を初めて公表 [健康ダイジェスト]

 予防接種法に基づく定期予防接種の対象となっている、はしか(麻疹)ワクチンの定期接種を受けなかった人が、2008年から2010年度の3年間で約176万人に上ることが20日、国立感染症研究所感染症情報センターのまとめでわかりました。
 接種率は毎年公表されていますが、未接種者の実数が公表されたのは初めて。
 未接種者数を年齢別に見ると、1歳児(第1期)が18万214人、小学校入学まで1年以内の幼児(第2期)が26万7208人、中学1年生に相当する年齢の人(第3期)が49万8202人、高校3年生に相当する年齢の人(第4期)が81万3459人で、計175万9083人。
 第3期と第4期の定期接種は、はしか予防に必要な2回目の接種を受けていない世代に接種機会を提供するため、2008年度から5年間の時限措置として行われているものですが、2回目の接種を受けていない人が数多くいることが浮き彫りになりました。
 このデータは、国のはしか対策を定める特定感染症予防指針の見直しを検討している厚生労働省関係の厚生科学審議会の「麻疹に関する小委員会」に同日、報告されました。岡部信彦委員長(川崎市衛生研究所長)は、「3期、4期を受け損ねた人に、2回目のワクチン接種を受けるチャンスを与える方法はないのか」と問題提起しました。
 厚生労働省は、2007年に高校生、大学生を中心にはしかが流行したことを踏まえ、2012年度時点ではしか発症例が人口100万人当たり年間1例未満などとする「はしかの排除」状態を目指していますが、2011年は発症例が434例あり、100万人当たりだと3・45例でした。
 厚労省は、「対象者は必ず予防接種を受けてほしい」と訴えています。

 2012年6月22日(金)




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