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■川魚から最高2600ベクレル 福島県周辺でセシウム調査、環境省 [健康ダイジェスト]

 環境省は2日、東京電力福島第1原発事故を受けて実施した福島県周辺の河川や湖、海域の魚類や昆虫に含まれる放射性セシウム濃度の測定結果を発表しました。
 福島県南相馬市の真野川で採取したハゼ科の魚、シマヨシノボリから1キログラム当たり最高2600ベクレルを検出し、海よりも河川や湖の魚類のほうがセシウムの濃度が全般的に高い傾向がみられました。
 魚類を含む一般食品の国の新基準値は1キログラム当たり100ベクレルで、2600ベクレルはそれを大幅に上回る数値。
 調査は昆虫や藻などが魚類の汚染とどう関連しているかを探ることが目的で、環境省は「海の生き物は、摂取する塩分と一緒にセシウムが早く排出されると考えられる。冬場の調査で採取した数が少なく、はっきりした傾向はわからなかったが、淡水の環境では今後も生物にセシウムが残る可能性もあり、推移を注視したい」と話しています。
 調査は昨年12月~今年2月に実施。河川と湖では、福島県内の計5カ所で、コイなど延べ23種の魚類から1キログラム当たり61~2600ベクレルを検出。カゲロウ、カワゲラなど延べ15種の水生昆虫から同330~670ベクレルを検出しました。
 海域では、福島県いわき市や宮城県亘理町沖の計3カ所で、延べ31種の魚類から同2・15~260ベクレルを検出しました。260ベクレルを検出のは、いわき市沖で採れたババガレイとスズキ。
 一部の魚介類で放射性ストロンチウムも測定し、いわき市沖のツガルウニから最高10ベクレルを検出しました。環境省は、「原発事故の影響と考えられるが、殻ごと測ったため特に値が高くなった可能性がある」としています。
 このほか、スズキやイワナなどから0・028~1・6ベクレルのストロンチウムを検出しました

 2012年7月3日(火)




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