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■ヒートアイランド現象、夜間に気温が上昇 気象庁分析 [健康ダイジェスト]

 ヒートアイランド現象の影響で気温が上昇するのは主に夜から明け方にかけてで、周辺よりも推定で3度以上高くなっていることが、気象庁の分析でわかりました。
 ヒートアイランド現象は、舗装された道路やコンクリートの建物などに熱がたまったり、建物や自動車などから熱が排出されたりして、都市部の気温がその周囲より高くなる現象です。
 気象庁がヒートアイランド現象の影響で気温がどの程度上がっているのか、東京、大阪、名古屋の大都市圏の去年8月の1カ月間を対象に分析したところ、平均気温が推定で1度から2度あまり高くなっていることが、わかりました。
 東京で時間帯別に分析したところ、気温は日中の午後3時には新宿区や練馬区など内陸部で推定で1度程度の上昇でしたが、夜の8時や明け方の午前5時には23区を含む広い範囲で2度以上上昇していました。中には、推定で3度以上高くなっているところもありました。
 気象庁気候情報課は、「昼間にたまった地表の熱が、ビルなどに阻まれて上空に放出されずに滞留し、夜間の気温が下がりにくくなっている」として、「日中だけでなく夜も熱中症の恐れがあるので十分注意してほしい」と話しています。
 その熱中症で病院に救急搬送された人は7月2日~8日の1週間に882人で、前の週に比べ1・5倍に増えたことが10日、総務省消防庁の全国集計(速報値)でわかりました。死亡者は、富山県の1人でした。
 速報値によると、3週間以上の入院が必要な重症者は20人、入院が必要な中等症は267人でした。都道府県別では、愛知県の74人が最多で、埼玉県73人、大阪府と鹿児島県がともに55人と続きました。
 救急搬送者数は、猛暑だった昨年の7月4日~10日の4862人に比べると少なくなっています。今年は6月18日~24日の週は405人で、6月25日~7月1日の週は589人と増え、記録的な暑さとなった北海道で2人、静岡県で1人の死者が出ました。

 2012年7月10日(火)




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