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■老化の自覚症状、30歳代は疲れがトップ 40歳代は白髪、60歳代は物忘れ [健康ダイジェスト]

 株式会社エバーライフが設立した年齢研究所 (福岡市中央区、所長:板倉弘重・茨城キリスト教大学名誉教授)が実施した老化に関する意識調査で、30歳代は「疲れ」で老化を自覚するなど、年代ごとの意識の特徴が浮き彫りになりました。
 30歳代から60歳代の男女計2000人に、インターネットを通じて質問。老化の自覚症状を複数回答で挙げてもらうと、最も多かったのは、30歳代では「疲れが取れにくくなった」(52・2パーセント)、40歳代では「白髪が目立つようになった」(60・2パーセント)、50歳代では「細かいものが見えにくくなった」(68・2パーセント)、60歳代では「物忘れが増えてきた」(62・8パーセント)となりました。
 「物忘れが増えてきた」は、50歳代で3位(54・2パーセント)、40歳代で2位(51・2パーセント)、さらに30歳代でも3位(40・2パーセント)にランクインし約4割が自覚しています。
 既婚男女に「自分の夫・妻が昔と比べて老化したと思うこと」を挙げてもらうと、夫が妻に感じる老化症状は、白髪(29・4パーセント)、太ってきた(25・4パーセント)、老眼になった(21・5パーセント)、物忘れが増えてきた(21・2パーセント)の順。一方、妻が夫に感じる老化症状は、白髪(38・0パーセント)、加齢臭(33・6パーセント)、薄毛(27・5パーセント)、太ってきた(27・3パーセント)、 物忘れが増えてきた(25・8パーセント)の順でした。
 すなわち、白髪、肥満、老眼、物忘れが、妻や夫に感じる男女共通の4大老化症状となっています。
 次に、既婚男女に「自分の夫・妻に対策を講じてほしい(できれば治してほしい)老化症状」を挙げてもらうと、夫が妻に対策を求める老化症状は、太った(17・0パーセント)、怒りっぽくなった(11・6パーセント)、記憶力が落ちた(10・9パーセント)、シワ・たるみ(8・7パーセント)、自分の考えを曲げなくなった(7・9パーセント)の順。一方、妻が夫に対策を求める老化症状は、加齢臭(23・9パーセント)、怒りっぽくなった(16・9パーセント)、太った(16・0パーセント)、口臭(15・3パーセント)、自分の考えを曲げなくなった(9・4パーセント)の順でした。
 このうち、夫が妻に対策を求める「太った」はすべての年代を通じてトップで、妻が夫に対策を求める「加齢臭」も同様にすべての年代を通じてトップで、夫は妻の崩れた体形を、妻は夫の加齢臭を気にしていることが浮き彫りになりました。
 既婚男女に「老化防止のために心掛けていること」を挙げてもらうと、野菜中心の食事(40・5パーセント)、よく歩く(37・0パーセント)がいずれも4割前後でトップ2。次いで、サプリメント(24・4パーセント)、和食(24・0パーセント)もそれぞれ4人に1人が心掛けています。
 男女の違いをみると、既婚男性では酒量を減らす(11・9パーセント)が5位に、既婚女性では紫外線対策(36・7パーセント)がよく歩く(33・2パーセント)を抑えて2位に入っています。
 「老けたね」と言われたくない相手をを挙げてもらうと、男性は妻(32・1パーセント)、同性の友人(24・3パーセント)の順でした。一方、女性は6割近く(57・1パーセント)が同性の友人を挙げてトップで、夫(40・4パーセント)よりも同性の目を意識していることがわかりました。
 さまざまな病名を列挙して、その病気に「なりやすいと思われる年齢」と「気を付け始めたほうがいい年齢」を挙げてもらうと、「気を付け始めたほうがいい年齢」は「なりやすいと思われる年齢」からマイナス3~6歳しか開きがないことがわかりました。一般に、生活習慣病の発症リスクは長い年月の間に少しずつ高まりますので、もっと早くから予防対策の意識を持つ必要があり、啓発の必要性が示唆されました。
 自分の「見た目年齢」を聞いたところ、実年齢より「若い」と答えた人が4人に3人(75・9パーセント)を占め、3割(32・1パーセント)は「6歳以上若い」と回答しました。性別では女性(79・0パーセント)、年代別では50〜60歳代(82・0〜83・0パーセント)で、実年齢より「若い」と回答した率が高くなっています。
 病気に気を付け始めたほうがいい年齢との相関を見ると、実年齢より「若い」と回答した人ほど、病気の予防対策が先延ばしになる傾向がみられますので、注意喚起が必要とみられます。

 2012年7月24日(火)




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