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■ポリオ予防接種後に死亡例 不活化ワクチン導入後で初めて [健康ダイジェスト]

 ポリオ(小児まひ)の不活化ワクチンの接種を受けた乳児が18日後に死亡したと、このワクチンが先月導入されてから初めての死亡例の報告があったことがわかりました。
 担当した医師は、「接種から時間がたっていることなどから因果関係はない」と判断したということですが、厚生労働省は近く開かれる専門家による検討会で詳しく調べることにしています。
 厚労省によりますと、9月上旬、ポリオの不活化ワクチンの接種を受けた生後6カ月以上1歳未満の女の子が18日後、鼻血を出して嘔吐したため救急病院に運ばれましたが、翌日、低酸素脳症のため死亡したということです。
 ポリオの予防接種は、ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンでは、ごくまれに手や足にまひ症状が出ることから、9月1日から毒性をなくしより安全性が高いとされる不活化ワクチンに一斉に切り替えられたばかりで、接種後の死亡例の報告は初めてです。これまで約200万回分が供給されたということです。
 女の子の死因について、救急の医師は「食物などが誤って気管に入ったことが原因ではないか」としているということです。また、接種した医師は、ワクチンの接種と因果関係はないと判断しましたが、念のため厚生労働省に報告したということです。
 厚労省は来週、開かれる専門家による検討会で、因果関係について慎重に調べることにしています。予防接種をめぐっては、日本脳炎ワクチン接種後の死亡例が2件続いて報告され、同省が情報収集を進めています。
 予防接種に詳しい加藤達夫医師は、「19日間という時間をどう見るかが因果関係の焦点で、専門家が接種後の経過について十分に検討する必要がある」と話しています。

 2012年10月24日(水)




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