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■感染性胃腸炎、8週連続で増加 年末にかけて拡大の見込み [健康ダイジェスト]

 ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の増加が続き、流行は年末にかけてさらに拡大するとみられることから、国立感染症研究所(東京都新宿区)は手洗いなど感染防止策の徹底を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、全国の小児科から報告される感染性胃腸炎の患者は、8週連続で増加し、今月9日までの1週間で、1施設当たり19・62人となりました。
 これは去年の同じ時期の2・2倍で、この10年では全国的な大流行となった2006年に次ぐ多さです。1施設当たり20人を超えたのは2006年だけで、同年の流行のピークだった12月11日から17日の週には22・81人に達しました。
 都道府県別にみると、宮崎県が35・94人と最も多く、鹿児島県が34・02人、愛媛県が31・84人、福井県29・50人、富山県が28・07人などとなっており、九州や関西などでは前の週を下回ったものの、関東や東海を中心に増加が続いています。
 この時期の感染性胃腸炎の大半はノロウイルスが原因で、今年は新しい遺伝子変異が全国で確認されていることから、感染が広がりやすくなっていると指摘されています。ノロウイルスのほかには、サポウイルス、ロタウイルス、アストロウイルスなども、感染性胃腸炎の原因となっています。
 このため、国立感染症研究所では、流行は年末にかけてさらに拡大するとみて、手洗いをこまめに行うとともに、下痢や嘔吐などの症状のある人が出た場合、マスクや手袋をした上で、周囲を塩素系の消毒剤でふき取るよう呼び掛けています。
 国立感染症研究所の安井良則主任研究官は、「忘年会シーズンを迎え、感染性胃腸炎は食中毒や集団感染によって、さらに増えるとみられる。感染防止策の徹底を図ってほしい」と呼び掛けています。

 2012年12月18日(火)




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