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■インフルエンザ患者急増、本格的な流行間近か [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの患者が全国各地で急増しています。国立感染症研究所(東京都新宿区)が医療機関からの報告を基に推計したところ、今月7日から13日までの1週間にインフルエンザで受診した患者は、全国でおよそ80万人に上るとみられることがわかりました。
 年齢別に見ると、20歳代と30歳代が共に15・0パーセントで最も多く、以下は40歳代が13・8パーセント、0〜4歳と5〜9歳が共に10・0パーセントなどの順。20歳以上の成人が65パーセントを占めています。
 インフルエンザを定点観測している全国約5000カ所の医療機関から報告されたインフルエンザの患者は、1機関当たりの平均で12・07人と4週連続で増え、全都道府県で前週より上昇しました。過去10年で2番目の流行となった昨年を上回るペースで、感染の流行が広がっています。
 都道府県別では、群馬県が27・71人、茨城県が25・88人、千葉県が22・52人、栃木県が21・80人、福島県が20・74人、埼玉県が20・44人などと続いており、関東などを中心に流行が拡大しています。大きな流行の発生が疑われる30・0人の警報レベルの地域があるのは、9つの県に達しています。
 去年9月以降に検出されたウイルスの型の分析では、A香港型が86パーセントと最も多く、次いでB型が9パーセント、4年前に「新型」として流行したウイルスは5パーセントにとどまっているということです。
 昨年10月下旬から増加が続き、12月中旬には全国的な流行入りの指標となる1・0人を超えており、感染研の安井良則主任研究官は「12月中に定点当たり報告数が1・0人を超えた場合、翌年の1月中旬以降に本格的な流行が到来するシーズンが多い」としています。
 また、「インフルエンザは本格的な流行に入りつつある。今は大人が流行の中心で、子供があまり出入りしない高齢者施設などでも注意が必要だ。患者数は今後さらに増える見込みで、手洗いや十分な睡眠など予防策を徹底するとともに、少しでも症状がある人はマスクの着用を心掛けてほしい」と呼び掛けています。

 2013年1月18日(金)




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