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■風疹ワクチン、千葉市が一部制限へ 入手できる数が不足 [健康ダイジェスト]

 風疹の流行で予防接種のワクチンが不足しているとして、千葉市は医療機関に配布するワクチンのうち、子供への定期接種を除く任意で予防接種を受ける人たちのための配布については、一時的に制限することになりました。
 風疹は、妊娠中の女性が感染すると新生児に障害が出る恐れがあることから、千葉市は予防接種を受ける人の費用の一部を助成しています。
 予防接種のためのワクチンは千葉市が購入して市内の医療機関に配布していますが、千葉市は風疹が流行している影響で手に入るワクチンの数が不足しているとして、任意で予防接種を受ける人のためのワクチンの配布を4日から一時的に制限するということです。
 一方、小学校へ入学する前に2回行う定期接種のためのワクチンについては、これまでどおりに医療機関に配布するということです。
 ワクチンの不足が解消できる見通しが立てば、任意で予防接種を受ける人たちに向けた配布も、これまでどおり実施することにしています。
 千葉市健康企画課の神崎一課長は、「ワクチンが全体的に不足していて確保に困っている。子供は風疹にかかってしまうと重症化する恐れが高いので、子供への定期接種を優先することにした」と話しています。
 また、厚生労働省は全国の自治体に対して、新たに予防接種の費用を助成する場合は、風疹の抗体を十分持っているか検査し、必要な人だけを助成の対象とするよう協力を求めました。
 風疹は6月23日までの1週間に全国で新たにおよそ500人の患者が報告され、700人近いペースで増えていた5月下旬より減ったものの依然、患者数の多い状態が続いています。
 この流行で、予防接種のワクチンが一時的に不足する恐れがあることから、厚労省は、任意の予防接種は、妊婦の周辺にいる人や妊娠を希望している人などを優先するよう自治体や医療機関に協力を求めていますが、6月に接種を受けた人はさらに増えたということです。
 このため厚生労働省は、安定的に予防接種を行うため、全国の都道府県や市町村に対して新たに予防接種の費用を助成する場合は、風疹の抗体を十分持っているか検査し、必要な人だけを助成の対象とするなど対象者を絞って行うよう協力を求めました。
 また、一部の医療機関でワクチンが入手しにくい状況が起きていることから、都道府県ごとに自治体と医師会、それに卸売業者が協議を行って、医療機関で偏りが起きないよう対応することも求めました。

 2013年7月3日(水)




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