■先天性風疹症候群、過去最多に 東京都で6人、全国で11人 [健康ダイジェスト]
風疹の流行の影響で、東京で新たに2人の新生児が、母親が妊娠中に感染したことで障害が出る「先天性風疹症候群」と診断されました。
風疹によって障害が出た新生児は今年にに入って11人となり、現在の報告制度が始まってから最も多くなりました。
風疹は妊娠中の母親が感染すると、新生児の心臓や目、耳などに障害が出る先天性風疹症候群になる可能性があり、昨年の春以降、流行が続いています。
東京都によりますと、先週、新たに2人の新生児が先天性風疹症候群と診断され、今年に入ってからの人数は東京都内では6人、全国では11人となりました。
現在の報告制度が始まった1999年以降、全国で最も多かったのは2004年の10人で、このうち東京都内は3人だったことから、今回はいずれも上回り、最も多くなっています。
また、昨年から続く流行で先天性風疹症候群と診断された新生児は、全国では合わせて16人となりました。
風疹の流行はピークを過ぎていますが、今年に入ってからの患者数は1万3000人を超え、首都圏や関西を中心に患者数が多い状態が続いています。
多くの妊婦の相談に当たっている三井記念病院産婦人科(東京都千代田区)の小島俊行部長は、「障害が出る赤ちゃんは今後さらに増える恐れがある。風疹の流行はまだ続く可能性があるので妊娠を希望する女性は今のうちにぜひ予防接種を受けてほしい」と話しています。
2013年8月14日(水)
風疹によって障害が出た新生児は今年にに入って11人となり、現在の報告制度が始まってから最も多くなりました。
風疹は妊娠中の母親が感染すると、新生児の心臓や目、耳などに障害が出る先天性風疹症候群になる可能性があり、昨年の春以降、流行が続いています。
東京都によりますと、先週、新たに2人の新生児が先天性風疹症候群と診断され、今年に入ってからの人数は東京都内では6人、全国では11人となりました。
現在の報告制度が始まった1999年以降、全国で最も多かったのは2004年の10人で、このうち東京都内は3人だったことから、今回はいずれも上回り、最も多くなっています。
また、昨年から続く流行で先天性風疹症候群と診断された新生児は、全国では合わせて16人となりました。
風疹の流行はピークを過ぎていますが、今年に入ってからの患者数は1万3000人を超え、首都圏や関西を中心に患者数が多い状態が続いています。
多くの妊婦の相談に当たっている三井記念病院産婦人科(東京都千代田区)の小島俊行部長は、「障害が出る赤ちゃんは今後さらに増える恐れがある。風疹の流行はまだ続く可能性があるので妊娠を希望する女性は今のうちにぜひ予防接種を受けてほしい」と話しています。
2013年8月14日(水)
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