SSブログ

■ノロウイルスなどの患者増加 千葉県の小学校では200人集団感染 [健康ダイジェスト]

 冬に多いノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者が増えており、年末にかけて流行がピークを迎えるとみられることから、国立感染症研究所では調理や食事の前の手洗いを徹底するよう注意を呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、全国およそ3000の小児科から報告されるノロウイルスなどによる感染性胃腸炎の患者数は、11月18日から24日までの最新の1週間に1カ所当たり6・62人となっており、前の週より16パーセント増加しました。
 都道府県別では、宮崎県が17・50人と最も多く、熊本県が11・66人、富山県が11・55人、埼玉県が10・80人となっています。
 ノロウイルスは患者が吐いた物や便などに含まれ、人の手などを介して口から感染するウイルスで、感染力が非常に強く激しい嘔吐や下痢を引き起こします。
 このため、せっけんを使った手洗いを徹底することや、吐いた物や便を処理する際はマスクや手袋をしてぞうきんなどで拭き取った上で、塩素系の消毒剤で消毒する必要があります。
 国立感染症研究所の片山和彦室長は、「集団感染も相次いでいて、年末にかけて流行のピークを迎えるとみられる。わずかな量のウイルスでも感染するので、特に調理や食事の前などは手洗いを徹底してほしい」と話しています。
 一方、千葉県市川市の小学校で、児童と職員合わせておよそ200人が吐き気や発熱などの症状を訴え、保健所ではノロウイルスによる集団感染とみて校内を消毒するとともに、学校や医療機関などに対して予防策を徹底するよう呼び掛けています。
 市川市によりますと、市立中山小学校で、11月28日から12月2日までに、児童201人と職員3人が発熱やおう吐などの症状を訴え、学校を欠席するなどしました。
 児童のほとんどは症状が軽く、いずれも快方に向かっているということで、念のために入院した2人も3日現在は退院しているということです。
 保健所が検査したところ、児童30人と職員1人からノロウイルスが検出され、千葉県ではノロウイルスによる集団感染とみて感染経路などを調べています。
 中山小学校では、感染の拡大を防ぐため、給食の調理施設や教室、トイレなど校内を消毒するとともに、2日は臨時休校の措置を取り、3日は午前中のみの授業にしています。4日以降は少なくとも3日間、給食を実施しないことにしています。
 毎年12月から2月ごろにかけて、ノロウイルスなどによる感染性胃腸炎が多く発生するため、千葉県は学校や医療機関などに対して、衛生管理や手洗いなど予防策を徹底するよう呼び掛けています。

 2013年12月3日(火)

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0