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■カナダでもH5N1型鳥インフルで死者、北米初 北京からの帰途に体調を崩す [健康ダイジェスト]

 カナダ人が毒性の強いH5N1型鳥インフルエンザに感染して死亡したことが、複数の当局者によって確認されました。北米でH5N1型による死者が出たのは初めて。
 死亡したのはカナダ西部アルバータ州に住む人で、旅行先の中国の北京からカナダに戻る航空機内で体調を崩し、今月3日に死亡しました。
 当局者らは、この事例は孤立したケースで、一緒に旅行していた人や家族からは感染が確認されておらず、ほかの人々への感染リスクは低いとの見方を示しました。しかし、中国と香港、台湾でのさまざまなウイルスへの感染による死亡例が増加していることを受けて、鳥インフルエンザに関する懸念が広がっています。
 カナダ公衆衛生局のジョージ・テイラー副局長は記者団に対し、「これは北米で最初で唯一の確認されたH5N1型のケースだ」と述べました。
 H5N1型鳥インフルエンザは、主にアジアと欧州、アフリカ北東部、中東で、鳥の感染が確認されています。
 テイラー副局長によると、人間の間では過去10年間に、15カ国で約650件の感染例が確認されています。世界保健機関(WHO)によると、H5N1型鳥インフルエンザウイルスで死亡した人々は過去10年間に、世界で384人に上り、そのうち24人は昨年死亡しました。
 当局者らは、今回死亡したカナダ人の年齢や性別については公表を避けました。このカナダ人は昨年12月27日に北京から乗ったバンクーバー行きの航空機内で体調を壊し、アルバータ州エドモントン行きの便に乗り換える前に、バンクーバー空港で数時間すごしたといいます。
 症状としては、発熱や頭痛、せき、不快感などがありました。その後、入院して手当てを受けていたということです。
 中国国内で訪問したのは北京だけ。養鶏場や鶏肉が売られているような市場などは訪れておらず、感染経路は不明といいます。
 カナダ政府は、中国側と連携して感染経路などを調べるとともに、中国への渡航者に対して家きん類との接触を避けるよう注意を呼び掛けています。
 テイラー副局長によると、7日夜の検査結果で、死亡はH5N1型鳥インフルエンザウイルスによるものであることが確認されました。

 2014年1月9日(木)

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