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■インフル新治療薬、3月にも承認へ 新型発生に備えて厚労省 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省の医薬品第2部会は4日までに、感染力が強く重症化しやすい新型インフルエンザ発生に備え、新しい抗インフルエンザウイルス薬を条件付きで製造販売してよいとする意見をまとめました。
 薬は富山化学工業(東京都新宿区)が「T―705」の名称で開発した「アビガン錠(一般名ファビピラビル)」。
 タミフル(一般名オセルタミビル)やリレンザ(一般名ザナミビル)などのインフルエンザ治療薬は、細胞で複製されたウイルスを細胞内に閉じ込めて増殖を防ぎますが、このアビガンは細胞の中でウイルスが複製されること自体を防ぐということで、ほかの薬に耐性のあるウイルスにも効果が見込まれます。
 しかし、妊娠中の女性などが服用すると胎児に重い副作用を引き起こす危険性が高いことなどから、医薬品第2部会では使用について条件が付けられました。
 具体的には、安全性や有効性を確認するため引き続き臨床試験を行うことや、患者らに文書で説明して同意を得た上で処方すること、妊娠中の女性などに処方しないことを徹底するとし、その上で新型インフルエンザが発生し、今ある治療薬がすべて効かない場合に限って使うとしています。
 今ある治療薬には、タミフル、リレンザのほか、シンメトレル(一般名アマンタジン)、イナビル(一般名ラニナミビル)、ラピアクタ(一般名ペラミビル)があります。
 厚生労働省は3月にもアビガンを正式に承認する方針で、適切な使用方法や条件についてさらに検討することにしています。

 2014年2月6日(木)

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