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■エイズの患者と感染者 過去2番目に多い1546人 [健康ダイジェスト]

 昨年1年間に国内で新たに報告されたエイズの患者とエイズウイルス(HIV)の感染者は合わせて1546人で、過去2番目に多かったことが、厚生労働省のエイズ動向委員会のまとめでわかりました。
 保健所などでの検査件数は前の年より5165件多い13万6400件で、統計を取り始めた1985年以降、過去4番目に多くなりました。昨年11月末にエイズウイルスの感染者が献血し、検査をすり抜けた問題が発覚したことから関心が高まり、12月の検査件数は1万8500件と、11月の1・5倍に急増した影響とみられます。
 エイズ動向委員会によりますと、昨年1年間に国内でエイズを発症したと報告された患者は469人で、前の年より22人増え、過去2番目に多くなりました。患者の約6割は40歳以上が占めています。
 また、エイズウイルスへの感染が報告された人は1077人で、前の年より75人増え、過去3番目に多くなりました。感染者は20~30歳代が約6割を占め、感染経路は同性の性的接触によるものが約7割を占めました。
 患者と感染者の合計は1546人で、過去2番目に多くなりました。患者と感染者の合計は2007年以降、年1500人前後と横ばいのまま高止まりしており、過去最多は2008年の計1577人でした。
 これまでに国内で報告された患者と感染者の合計2万2971人で、感染に気付かず、症状の発症後に医療機関で感染に気付く患者も少なくないといいます。
 HIV検査は各自治体の保健所で匿名、無料で受けられます。厚生労働省のエイズ動向委員会の委員長で、東京大学医科学研究所の岩本愛吉教授は、「早期に治療することで、エイズの発症を抑えるだけでなく、ほかの人に感染させるリスクを下げることにもつながるので、心当たりがある人はぜひ検査を受けてほしい」とコメントしています。

 2014年3月3日(月)




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