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■南国ハネムーンでは蚊に要注意 ボラボラ島からの帰国者2人、ジカ熱を発症 [健康ダイジェスト]

 南太平洋上の美しい島として人気で、新婚カップルなど多くの観光客が訪れるフランス領ポリネシアのソシエテ諸島にあるボラボラ島から帰国した後、「ジカ熱」を発症した患者が、国内で初めて確認されました。
 蚊に刺されて感染し、ボラボラ島や近くのタヒチ島などの現地で、年齢や性別にかかわらず流行しているといいます。
 ジカ熱の症状は、発熱や発疹など風疹やはしかに似ています。重症化することはまれですが、幸せな旅行に水を差されないためにも蚊には注意が必要とされます。
 国立国際医療研究センターのグループが、欧州の専門誌(電子版)で報告しました。日本人の患者は、20~30歳代の男女2人。それぞれ別の旅行で昨年12月、ボラボラ島に6~10日間滞在して帰国後、発熱、発疹、関節痛などがありました。2人とも数日で快復したといいます。
 米疾病対策センター(CDC)などによると、ボラボラ島やタヒチ島があるフランス領ポリネシアで、これまでジカ熱に感染した疑いのある患者は8000人以上。現地では、蚊に刺されて感染するデング熱も流行しています。
 タヒチ観光局などによると、タヒチ島を訪れる日本人は年間約1万3000人で、7~8割はボラボラ島を訪れ、ハネムーンでの利用客のほかスキューバダイビングでの利用客も多いといいます。
 ボラボラ島は豪華な水上バンガローなどで知られ、「地球で最も美しい島」といわれています。世界30カ国で展開する旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」で昨年、南太平洋人気ナンバー1の島に選ばれました。
 厚生労働省検疫所は、蚊に刺されないための対策として、可能な限り、しっかりと網戸が取り付けられているか、エアコンが備わっている、または蚊をしっかりと駆除しているホテルやリゾートに滞在すること、長袖のシャツ、ズボンを着て、できるだけ皮膚の露出部を少なくすること、ディートなどの有効成分が含まれている虫よけ剤を皮膚の露出部につけることなどを挙げています。
 有効な治療薬やワクチンはなく、重症化することもあるため、帰国後に症状があれば受診が望ましいといいます。

 2014年3月11日(火) 




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