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■海外で購入した血糖値を下げる漢方薬で重体 国民生活センターが注意喚起 [健康ダイジェスト]

 海外旅行先で「血糖値を下げる漢方薬」として販売されていた製品を購入し、帰国後に服用した日本の女性が一時、意識不明の重体になっていたことがわかり、国民生活センターが注意を呼び掛けています。
 国民生活センターによりますと、日本の60歳代の女性が東南アジアで、血糖値を下げる漢方薬として販売されていた製品を購入し、帰国後の昨年11月に服用したところ、血糖値が異常に下がり、意識不明の重体で病院に救急搬送されるという事故が発生したということです。
 女性は病院で治療を受けて意識が戻りましたが、処置が遅れれば、脳に後遺症が残るか死亡に至っていた可能性もあったということです。
 国民生活センターがこのプラスチック製のボトルにカプセル錠が入った製品を調べたところ、内容物1グラム当たりには、漢方薬だけでなく、血糖値を下げるために使われる「グリベンクラミド」という医薬品成分が約9ミリグラム含まれていましたが、製品のラベルにそうした記載はなかったということです。
 日本国内で定められている医薬品としてのグリベンクラミドの1日最高服用量は10ミリグラムとされており、この製品の1回3錠、1日2回という表示に従って服用すると、1日に約16ミリグラムのグリベンクラミドを服用してしまうものでした。
 このグリベンクラミドが混ぜられた海外の製品はほかにも見付かっており、国民生活センターは、海外で薬や健康食品として販売されている製品の利用には、十分、注意するよう呼び掛けています。
 国民生活センター商品テスト部の菱田和己課長は、「海外の医薬品や健康食品には、安全性が確認されていないものや、表示にない成分が含まれているものもあるので、安易に利用しないよう、気を付けてほしい」と話しています。

 2014年3月21日(金)




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