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■インフルエンザ流行、依然として収まらず 患者、前年同期の3倍 [健康ダイジェスト]

 インフルエンザの流行は例年、3月末になると患者数が急速に減っていきますが、今年はB型のインフルエンザウイルスなどの感染が広がり、患者数が多い状態が依然として続いています。
 国立感染症研究所はピークは過ぎたとしつつ、引き続き注意するよう呼び掛けています。
 国立感染症研究所によりますと、3月17日~23日までの最新の1週間に、全国の医療機関を受診したインフルエンザの患者は推計101万人に上りました。
 例年、インフルエンザの流行は、3月末には患者数が急速に減る傾向にありますが、今年はH1N1のほか、B型のインフルエンザウイルスの感染が広がり、例年に比べ患者数が多い状態が続いているということです。
 定点1医療機関当たりの患者数は、3月17~23日の最新1週間で18・59人。前年同時期の6・75人に比べ、3倍近くになっています。
 1医療機関当たりの患者数を都道府県別にみますと、42都道府県で前週よりも減少しましたが、福井県39・97人、岩手県33・72人で大きな流行が起きている恐れを示す「警報レベル」の30人を超えているほか、宮城県29・42人など東北地方や北陸地方で多い状態が続いています。
 また、和歌山県を除く46都道府県で依然、警報レベルの地域が出ています。
 今シーズンは1月下旬から2月上旬がピーク。その後は減ったものの、2月下旬に再び増えるなど例年に比べて、減少するペースが遅くなっています。
 国立感染症研究所によりますと、複数のタイプのインフルエンザウイルスが同時に流行しているのが今シーズンの特徴で、H1N1のほか、B型の割合も多くなっています。そのため、同じシーズンに複数回かかる恐れもあるといいます。
 国立感染症研究所の砂川富正室長は、「今後、入学式など人が集まる機会が増えるので手洗いやせきエチケットの徹底で予防に努めてほしい」と話しています。

 2014年3月29日(土)




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