■軽い運動でも脳の認知機能が活性化 10分のウオークでも効果 [健康ダイジェスト]
ウオーキングと同じ程度の軽い運動を短時間行っただけで、脳の認知機能をつかさどる部分が活性化することがわかったと、筑波大学などの研究チームが27日、発表しました。
脳の認知機能を活性化する運動については、ジョギングに相当する運動を短時間行うと、脳の中の判断力や注意力を支配する部分の活動が活発になることが、筑波大学体育系の征矢英昭教授らの研究でわかっています。
征矢教授は今回、中央大学と共同でウオーキングと同じ程度のより軽い運動の効果について実験しました。
実験では、20歳代の健康な男女25人ずつを10分間自転車のペダルをこぐ運動をするグループと、安静にするグループに分け、15分後にパソコン画面に出た色と、色を表す文字が一致しているかなどを判断するテストを行いました。
その結果、運動をしたグループの回答時間は安静にしていたグループの回答時間よりも短くなりました。また、運動をしたグループでは、脳の中の判断力や注意力を支配する「前頭前野背外側部」と「前頭極」の活動が、運動をしていない時よりも活発になり、認知機能が高まったことがわかりました。
この結果について征矢教授は、「ウオーキング程度の軽い運動でも脳の認知機能に効果があることがわかった。今後は長期間軽い運動をした場合の効果などを調べて認知症の予防に役立てたい」と話しています。
2014年5月27日(火)
脳の認知機能を活性化する運動については、ジョギングに相当する運動を短時間行うと、脳の中の判断力や注意力を支配する部分の活動が活発になることが、筑波大学体育系の征矢英昭教授らの研究でわかっています。
征矢教授は今回、中央大学と共同でウオーキングと同じ程度のより軽い運動の効果について実験しました。
実験では、20歳代の健康な男女25人ずつを10分間自転車のペダルをこぐ運動をするグループと、安静にするグループに分け、15分後にパソコン画面に出た色と、色を表す文字が一致しているかなどを判断するテストを行いました。
その結果、運動をしたグループの回答時間は安静にしていたグループの回答時間よりも短くなりました。また、運動をしたグループでは、脳の中の判断力や注意力を支配する「前頭前野背外側部」と「前頭極」の活動が、運動をしていない時よりも活発になり、認知機能が高まったことがわかりました。
この結果について征矢教授は、「ウオーキング程度の軽い運動でも脳の認知機能に効果があることがわかった。今後は長期間軽い運動をした場合の効果などを調べて認知症の予防に役立てたい」と話しています。
2014年5月27日(火)
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