■豚レバ刺し提供禁止へ、タタキやユッケも 厚労省が方針 [健康ダイジェスト]
重い食中毒などを防ぐため、厚生労働省は2012年に提供が禁止された牛の生レバーに続き、豚の生レバーについても飲食店などでの提供を禁止する方針を決めました。
これは20日開かれた厚生労働省の専門家会議で決まったものです。
豚の生レバーを巡っては、内部から最悪の場合死亡することもあるE型肝炎ウイルスの検出が報告されているほか、表面にサルモネラ菌などの細菌が付着し、食中毒を引き起こす恐れがあると指摘されています。
厚労省は飲食店などに対し豚の生レバーを提供しないよう指導していますが、法的な拘束力はなく、2012年7月に牛の生レバーの提供が禁止された後は規制の対象となっていない豚の生レバーを提供する飲食店が相次ぎ、2012年12月の時点では全国で80カ所に上っています。
専門家会議では、豚の生レバーは内部まで加熱する以外に食中毒やE型肝炎のリスクを減らせないなどとして、飲食店などで生レバーのほか、タタキやユッケなどを提供することを禁止すべきだという意見で合意しました。
厚労省は今後、食品安全委員会に意見を聞いた上で、豚の生レバーの提供を禁止する時期などについて決めることにしています。
豚の生レバーの提供が禁止される方針が決まったことについて、飲食店では店側と客の双方から残念だという声が聞かれました。
東京都千代田区にある飲食店では、表面を軽く焼き、ほぼ生の状態で提供する「レバテキ」というメニューが人気だということで、提供が禁止された牛の生レバーの代わりに注文する人も多いということです。
この店では食中毒を防ぐため、調理に使うまな板や包丁をこまめに消毒し、その日に仕入れた新鮮な生レバーだけを使っています。1日に提供できるのは5皿ほどで、すぐに売り切れてしまうということです。
店長の国府谷尚さんは、「規制されれば提供はやめざるを得ないが、生の食感が好きだというお客さんもいるので、複雑です」と話していました。レバテキを注文した女性客は、「生のレバーが大好きでいつも注文しています。食べられなくなるのはとても残念です」と話していました。
2014年6月20日(金)
これは20日開かれた厚生労働省の専門家会議で決まったものです。
豚の生レバーを巡っては、内部から最悪の場合死亡することもあるE型肝炎ウイルスの検出が報告されているほか、表面にサルモネラ菌などの細菌が付着し、食中毒を引き起こす恐れがあると指摘されています。
厚労省は飲食店などに対し豚の生レバーを提供しないよう指導していますが、法的な拘束力はなく、2012年7月に牛の生レバーの提供が禁止された後は規制の対象となっていない豚の生レバーを提供する飲食店が相次ぎ、2012年12月の時点では全国で80カ所に上っています。
専門家会議では、豚の生レバーは内部まで加熱する以外に食中毒やE型肝炎のリスクを減らせないなどとして、飲食店などで生レバーのほか、タタキやユッケなどを提供することを禁止すべきだという意見で合意しました。
厚労省は今後、食品安全委員会に意見を聞いた上で、豚の生レバーの提供を禁止する時期などについて決めることにしています。
豚の生レバーの提供が禁止される方針が決まったことについて、飲食店では店側と客の双方から残念だという声が聞かれました。
東京都千代田区にある飲食店では、表面を軽く焼き、ほぼ生の状態で提供する「レバテキ」というメニューが人気だということで、提供が禁止された牛の生レバーの代わりに注文する人も多いということです。
この店では食中毒を防ぐため、調理に使うまな板や包丁をこまめに消毒し、その日に仕入れた新鮮な生レバーだけを使っています。1日に提供できるのは5皿ほどで、すぐに売り切れてしまうということです。
店長の国府谷尚さんは、「規制されれば提供はやめざるを得ないが、生の食感が好きだというお客さんもいるので、複雑です」と話していました。レバテキを注文した女性客は、「生のレバーが大好きでいつも注文しています。食べられなくなるのはとても残念です」と話していました。
2014年6月20日(金)
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