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■兵庫県西宮市でデング熱、西日本で初確認 感染者は18都道府県の157人に [健康ダイジェスト]

 兵庫県の西宮市保健所は7日、同市内の女子大生(19歳)がデング熱に国内感染したと発表しました。
 ウイルスの遺伝子配列が東京都渋谷区の代々木公園での感染例と一致。女子大生は東京周辺を訪れておらず、同保健所は別の感染者が都内から西宮市に移動し、蚊を介して女子大生に感染した可能性が高いとみています。西日本で感染が確認されるのは初めて。
 デング熱はヒトスジシマカなどが媒介し、人から人に直接感染はしません。厚生労働省によると、国内感染者は7日までに18都道府県の157人になりました。静岡県の1人を除いて、すべて代々木公園を中心に蔓延した感染例といいます。
 西宮市内の女子大生は9月28日に高熱や筋肉痛などを発症し、10月1日に同市内の医療機関を受診して入院。同保健所の簡易検査で感染疑いがあるとされ、国立感染症研究所(東京都)に確定検査を依頼していました。女子大生は重症ではなく、快方に向かっています。
 9月10~16日にマレーシアへの渡航歴があるものの、帰宅以降、西宮市外には出ておらず、「9月22日に複数回、自宅で蚊に刺された」と話しているといいます。
 西宮市は7日夕、女子大生宅周辺で蚊を採取し、8日に兵庫県立健康生活科学研究所(神戸市兵庫区)にウイルス検査を依頼する予定。同日朝から周辺の半径約200メートルで、殺虫剤を散布します。
 西宮市保健所によると、同市内でほかに感染者は確認しておらず、「二次感染の可能性は低く、市民には冷静に対応してほしい」としています。
 西日本でも感染場所が確認されたことについて、厚労省の担当者は「全国どこでも感染する可能性はある」と指摘。「ウイルスを媒介するヒトスジシマカは10月下旬で活動を終える。蚊のシーズンが終わるまで長袖を着るなど対策を取ってほしい」と話しています。
 また、厚労省は7日、東京都台東区の都立上野恩賜公園で蚊に刺された都内の50歳代女性がデング熱に感染したと発表。東京都は同日、同公園の蚊の駆除を実施しました。

 2014年10月8日(水)

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