■用語 腎動脈瘤 [用語(さ行)]
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腎動脈瘤(じんどうみゃくりゅう)とは、腎臓に血液を送る動脈の壁に弱い部分ができ、そこが血液の圧力で膨らむ疾患。
比較的珍しい疾患で、原因ははっきりしないことが多く、何らかの先天的な要因で、血管の壁が弱くなっている可能性も考えられます。
腎動脈瘤ができると、高血圧になったり側腹部痛、血尿を伴うこともありますが、全く症状がないことも多く見受けられます。
高血圧になるのは、腎動脈瘤ができるのに伴って周囲の血管が狭くなることがあり、その結果、腎臓への血液の流れが悪くなってしまうためです。
血圧が高いままだと、腎動脈瘤がさらに大きくなったり、破裂しやすくなったりします。腎動脈瘤の直径が15ミリから20ミリを超すと、破裂しやすくなるとされています。
腎動脈瘤が破裂した場合は、大量に出血し、生命に危険が及びます。破裂した場合は緊急手術が必要ですが、手術前に80パーセントほどが死亡し、救命し得たとしても腎臓の温存が困難となります。
近年では、健康診断などで受けた超音波(エコー)検査、CT(コンピュータ断層撮影)検査で、腎動脈瘤が見付かるケースが増えています。
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泌尿器科、あるいは血管外科、心臓血管外科、循環器科、腎臓科などの医師による診断では、腹部超音波(エコー)検査、腹部CT(コンピュータ断層撮影)検査を行い、腎動脈瘤の有無、正確な直径を確認します。
泌尿器科、あるいは血管外科、心臓血管外科、循環器科、腎臓科などの医師による治療では、血圧が高い場合、腎動脈瘤がさらに大きくなったり、破裂しやすくなったりするので、血圧をコントロールする薬を処方します。
血圧が低く、腎動脈瘤の直径が15ミリに満たない場合、疾患が進行して高血圧になる可能性があるため、自宅で血圧を毎日測り、病院で年に1、2回検査を受けることを勧めます。
腎動脈瘤の直径が15ミリから20ミリを超す場合、動脈瘤の中にカテーテルで運んだ金属製のコイルを詰め、血液が流れ込まないようにします。
腎動脈瘤を取り除き、動脈の血行を再建する手術を行う場合もあります。妊娠や出産で腹圧が高くなると破裂しやすいため、その可能性や予定がある女性には、手術を勧めます。
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