SSブログ

■世界初、母からの生体子宮移植を受けた女性が出産に成功 スウェーデンで2例 [健康ダイジェスト]

 スウェーデンのイエーテボリで、母親の子宮を生体移植された女性2人が男児1人ずつを出産したことがわかりました。
 子供が祖母の子宮から誕生した例は初めてといいます。12月3日付の英紙デーリー・メールが伝えました。
 同紙によると、出産したのは、生まれ付き子宮がない女性(29歳)と、がん治療のため自らの子宮を摘出した女性(34歳)。2人は、イエーテボリ大の医師らにより、出産目的で生体子宮移植を受けていました。
 同大はこの女性2人を含む計9人に子宮を移植し、これまで4人が妊娠したといいます。
 男児2人は約1カ月前に帝王切開で生まれ、自宅で順調に育っています。
 スウェーデンでは9月、7年前に閉経した61歳の知人女性から提供された子宮の移植を受けた女性(36歳)が、移植手術から約1年後に世界初の出産に成功。今回も含めると、子宮移植による出産の成功は計3例になります。
 手術を担当したスウェーデンのイエーテボリ大学のマッツ・ブレンストレム教授は、子宮移植による世界初の出産の成功に際して「今回の成功は、10年以上に及ぶ徹底的な動物を使った研究と外科訓練の結果であり、不妊症に苦しむ世界中の数多くの若い女性の治療に可能性を開くものだ」と述べ、「我々のチームは、閉経後のドナーからも生体子宮移植が実行可能であることを示した」と語りました。
 生体子宮移植による妊娠は、トルコで昨年成功しましたが、その後、流産しました。

 2014年12月4日(木)

nice!(12)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:健康

nice! 12

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0