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■C型肝炎の新薬承認 患者の7割から8割を占める1型が対象に [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は3日、製薬会社ギリアド・サイエンシズのC型肝炎治療薬「ハーボニー配合錠」(一般名=レジパスビル・ソホスブビル配合剤)を承認しました。
 日本のC型肝炎患者全体の約7割から8割を占める遺伝子タイプ1型が対象。飲み薬で高い効果が期待され、注射薬インターフェロンが不要になるといいます。
 この新薬のハーボニー配合錠は、患者の約2割から3割を占める遺伝子タイプ2型を対象にした同社のソバルディ(一般名・ソホスブビル)に、別の成分のレジパスビルを組み合わせたもの。1型の新薬として承認申請していました。1日1錠を12週間飲みます。
 同社によると、臨床試験(治験)では患者157人に使われ、全員でウイルスが確認されなくなったといい、著効率が期待できます。
 今後、価格決定や保険適用などの手続きを経て、8~9月には販売される見通し。1錠6万1799円のソバルディより、高額になる可能性があります。
 患者団体「東京肝臓友の会」の米沢敦子事務局長は、「一日も早くと待ち望んでいた。患者にとっては朗報」と話しています。
 日本は先進国の中で最も肝臓がんの発症率が高い国の一つといわれていますが、その原因は主としてC型肝炎ウイルスの感染であり、100万人を超す日本のC型慢性肝炎患者の約7割から8割が遺伝子タイプ1型のC型肝炎ウイルスに感染しているといわれています。

 2015年7月5日(日)

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