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■リンゴ病が全国的流行に拡大 とりわけ妊婦は注意を [健康ダイジェスト]

 風邪のような症状に続いて、ほおなどに赤い発疹が出る伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病が全国的に流行しており、国立感染症研究所は手洗いの徹底など注意を呼び掛けています。
 伝染性紅斑、いわゆるリンゴ病は、小学校入学前後の6歳以下の子どもの感染が7割を占めるウイルス性の感染症で、約10日の潜伏期間の後、両ほおに赤い発疹が現れ、続いて体や手足に網目状の発疹が広がります。これらは通常1週間で消えますが、ほおに発疹ができる7~10日前に微熱や風邪のような症状がみられます。
 大人が感染すると関節痛などの症状も出て、特に妊婦では流産や胎児の異常の原因になることがあります。
 国立感染症研究所によりますと、今年に入って全国およそ3000の小児科の定点医療機関から報告されたリンゴ病の患者は6月28日までに4万4728人に上り、過去10年で3番目に多くなっています。
 都道府県別に1医療機関当たりの患者数を直近の1週間でみますと、滋賀県で2・91人、長野県で2・54人、埼玉県で2・53人、福島県で2・41人、大分県で2・03人などとなっています。
 当初、東京都や埼玉県など関東が中心だった流行が全国的に広がってきているということです。
 国立感染症研究所の砂川富正室長は、「4年前に次ぐ大きな流行になりつつある。患者が、周りにウイルスを広げる時期はほおが赤くなってリンゴ病だとわかる前なので、予防には日ごろから手洗いを徹底することが大事だ。特に妊娠中の女性はリンゴ病の患者が出た保育園や幼稚園に出入りするのを極力避けるなど気を付けてほしい」と話しています。
 リンゴ病は例年、7月上旬ころにピークを迎える傾向があるため、各自治体も注意を呼び掛けています。

 2015年7月7日(火)

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