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■成田空港到着のギニア人男性、エボラウイルス検出されず [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は16日、西アフリカのギニアに滞在歴があり、成田空港に15日夜到着したギニア国籍の30歳代男性が38度以上の熱を出し、エボラ出血熱感染の疑いがあり検査したが陰性だったと発表しました。
 男性は飛行機内での自覚症状はありませんでしたが、成田空港到着時は38度7分の熱がありました。千葉県内の感染症指定医療機関である成田赤十字病院に入院した時は37度1分。マラリアやインフルエンザの簡易検査は陰性でした。
 厚労省は男性の血液検体を東京都武蔵村山市にある国立感染症研究所村山庁舎に搬送し、エボラウイルスに感染していないかどうか詳しい検査を行った結果、エボラウイルスは検出されませんでした。
 厚労省によると、男性は今月13日まで約3カ月間、ギニアに滞在していましたが、現地でエボラ出血熱の患者と接触したという情報はないということです。
 エボラ出血熱を巡っては、これまで西アフリカに滞在歴があり、日本に到着した後に発熱の症状を訴えた9人について詳しい検査が行われましたが、いずれも感染は確認されていません。
 一方、世界保健機関(WHO)は15日、西アフリカのリベリアで6月30日に再び確認されたエボラ出血熱の新規患者の感染源が、回復後もウイルスを保持していた元患者だった可能性が高いと発表しました。
 WHOによると、この3カ月で初の新規感染例となった17歳の少年の遺体から採取されたウイルスの遺伝子は、近隣国のギニアやシエラレオネで広まっているウイルスの型と合致しませんでした。
 WHOはエボラ出血熱流行に関する最新の状況報告の中で、「ウイルスのゲノム配列による現時点の証拠からは、リベリア国内で回復した患者のウイルスの再出現が感染源である可能性が非常に高いことが強く示された」と述べています。
 リベリアでは5月9日にエボラ出血熱の終息宣言が出されていましたが、6月30日に首都モンロビア近郊のマージビ郡で死亡した17歳の少年から陽性反応が確認され、現在までに少年を含め6人の新規感染者が出ていました。
 リベリア保健省は15日、さらに2人目の患者が死亡したと発表。この患者は、首都モンロビアで報告された初の死者となりました。

 2015年7月16日(木)

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