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■ダイエット、速効性なら低脂肪の食事が優位 米チーム研究 [健康ダイジェスト]

 同じカロリーの食事なら、炭水化物より脂肪を減らしたほうがダイエット効果が高いとする研究結果を、米国立保健研究所(NIH)などの研究チームが13日、発表しました。
 ご飯やパンなどの炭水化物を減らすと体脂肪の燃焼率は高まりますが、低脂肪の食事のほうが体脂肪そのものの減少量は7割近く増えました。最近は米国だけでなく日本でも白米やパン、めん類、芋類などを控える低炭水化物ダイエットが人気ですが、優位性には疑問を示す結果となりました。
 米専門誌セル・メタボリズム電子版に、研究チームの論文が掲載されました。肥満と診断された成人男女19人(平均年齢35・4歳、平均体重106キロ)が計2回、2週間ずつ専用施設に滞在。炭水化物か脂肪のどちらかを減らしてカロリーを3割抑えた制限食を提供し、一定の運動を毎日続けてもらいました。2回目の滞在では、制限食の種類を変え、効果の違いを比べました。
 その結果、体脂肪の減少量は、炭水化物を減らした場合で1日に53グラム相当、脂肪を減らした場合で89グラム相当と、約1・7倍の開きがあり、ダイエット効果に差があることが裏付けられました。
 ただ、研究チームは、あくまで短期的な実験に基づくもので「長期間続けた場合には当てはまらない」としています。炭水化物を減らすと体内の脂肪が消費される割合が増えるため、半年以上続ければ似たような効果になるとの試算もあります。
 研究チームは、「実際のダイエットでは、食事制限のしやすさや長続きできるかどうかが重要な要素になる」とも述べました。

 2015年8月14日(金)

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